世界のねじを巻くブログ

ゲイが独自の視点で、海外記事/映画/書評/音楽/電子書籍/Lifehack/Podcastなどについてお伝えします。ポッドキャスト「ねじまきラジオ」配信中。

NPRの音楽ポッドキャストを1年間聞き続けて学んだこと

アルバム新作の定点観測

NPRの音楽ラジオ「All Songs Considered」。
その中の新作アルバムや新曲を毎週紹介しているコーナー「New Music Friday」を
”聞いてまとめる” 習慣を続けて1年が経ちました。

毎週金曜日にアーカイブ配信されるポッドキャスト番組を聞いて、
個人的に気に入った曲を5曲ほど紹介する音楽ブログ。

otonokabe.com

・・・当初はPodcast配信して音楽もつけて声でお届けしようと思ってたのですが、
そんな暇はなくブログ記事が限界だな、と気づいてこの体制に。

 

毎週金曜日の夜配信されるので、
ランニングで聴きながら気に入った曲をメモしつつ、
その後ブログにYoutubeを貼って、コメントを書いてまとめるだけ。

 

作業時代は30分もかからず書けるので、
いい感じにアーカイブできて個人的には気に入ってます。

一年以上前はEvernoteにまとめてたのですが、
なんだかんだYoutubeをそのまま張り付けられるブログのほうが
便利なのでは、ということにきづきブログも公開。

あくまで自分のためにやっているので
読みにくいところはあるかもですが、音楽の質は保証します。

 

ラジオの構成としては、
その週に出たおすすめアルバムを聴きながら、
その専門の音楽ゲストを呼んで感想コメント・レビューをフランクに喋るという感じ。

All Songs Considered : NPR

ラジオDJのボブ・ボイレンの趣味・チョイスもかなり信頼できます。


色んな国の音楽が聴けるし
なにより人の血が通っているので
ストリーミングのレコメンドとは質が違うというかなんというか。

王道のエルヴィス・コステロやキラーズなどの大御所から、
ジャズ・現代音楽、ウルグアイ音楽、インディーズまで
雑多に紹介してくれるのでほんとありがたい。

 

・・・ということで一年間ブログにまとめて感じたことをざっくりと。

音の壁ラジオ

  • ラテンミュージックが強い
    →イギリスの番組ということもあるのか、
    コロンビアやブラジルなど南米強し、な感じの最近

  • ヒップホップも強い
    →ほぼ毎週HIPHOP曲が紹介されます

  • アジアの中でも特に 日本・韓国の 注目度高し
    → 日本人が知らない邦楽アーティストがバンバンでてくるので、
    どうやってディグってるんだろう?とほんと不思議

  • ロンドン・ロサンゼルス・シカゴ・ニューヨークはやっぱすごい
    → プロデューサーや音楽スタジオがあるというのはやっぱり強いんだろうな

  • LGBTQ+なアーティストの割合もかなり増えてきた
    →地域や世代とわずいろんなアーティストがクィアなことが多いような
    カントリーとか特に。

  • ミュージックビデオの力はいまだにすごい
    →曲を聞いてイマイチだな、と思っても映像と共に見ると良く聞こえるパターンがたまにある

  • リリックビデオやビジュアライザーは当たり前になってきている
    → 完全な静止画よりも、少しでも動いていたほうがリスナー側としては楽しめる

  • 自分のディグでは見つけられない「こんなにいい音楽がまだまだ世界にはあるんだ!」という曲にたくさん出会える

 

 

otonokabe.com

音楽のプロがキュレーションしてくれるのはほんとに助かるし、
レコード会社やストリーミング配信の企業のアルゴリズムに対抗するような
良質なポッドキャスト番組。

30分以内に聴きとおせるので、
ピーターバラカンさんのバラカン・ビートとか好きな方は
ほんとおすすめ。

毎週10曲ほど紹介される中で、
日本人の僕の視点で特にいいなと思ったのを毎週5曲ぐらいにまとめてるので、
よければ音楽ブログの方も読んでみてください~

 

インスタストーリーズでその週に聴いたベストソングを公開してます。

ねじまきラジオ (@nejimaki_radio) • Instagram photos and videos

 

マイケル・スタイプ(R.E.M.)のインタビューと名曲の元ネタ

Michael Stipe@Broken Record Podcast

最近ポッドキャスト番組「Broken Record」で聴いた
マイケルスタイプのインタビューが興味深かったので軽く紹介。

歌っているときの声は泣く子も黙る、唯一無二のボーカル。
だけども、話す声は案外普通だよなぁ、
とひさびさに地声を聞いて思ったり笑。

 

マイケルスタイプが、
代表曲の元ネタを明かしてたのが聴きどころ。

 

R.E.M. / Drive

名盤『オートマチック・フォー・ザ・ピープル』の一曲目のあの曲。

 

・元ネタ

Rock On / David Essex

~40秒ぐらいのところですかね。

オマージュというかパクリじゃないか!っていいたくなるほど似てるけど、
やっぱり歌詞やサウンド総合的に見て、さすがにREMの方がいいよなあ。

 

 

Everybody Hurts / R.E.M.

 

こちらが元ネタ。

Love Hurts / Hair Of The Dog

バックの演奏や、最後感情を爆発させるところとかも似てますね。
でもこの元ネタの曲もけっこう気に入りました。

 

 

The One I Love / R.E.M.

初期の名曲「ザ・ワン・アイ・ラブ」。
MVもツインピークスの雰囲気があったりでいい感じ。

ずいぶん前の話ですが、音楽バーでアマチュアのバンドがカバーしているのを聞いて、
ジーンと聞き入ってしまったのを聞くたびに思い出します。
ひさびさに聞いたけどいい曲。

 

 

Bennie and the Jets / Elton John

エルトンジョンの「ベニーとジェッツ」。
代表曲ですよね。

 

比べてみると確かに言われてみれば、
なんとなく似てるかなってレベルなので、これぐらいはセーフでしょう。

 

 

他にも
「Losing My Religion」の歌詞の意図や、
日常生活の話として写真撮影にハマっているとか、
R.E.M.のPVの裏話や近況とか、
なかなか面白い話が聴けたり。

 

後期の曲「Supernatural Superserious」
「歌詞が最もうまく書けた曲のひとつ」とまで言っていて、意外でした。

抽象的でけっこうふわっとした歌詞というか、
100%理解できる人どれぐらいいるんだろう・・・。

 

なにはともあれ、
彼が元気に音楽活動を続けているだけでも嬉しい限り。

マイケルスタイプ×ブライアンイーノの新曲「Future, If Future」もよかったしね~

 

僕が学生の頃、ヤフーブログでR.E.M.の歌詞をオネエ語で日本語訳をするブログがあったんですが、管理人の方はお元気されてるんでしょうか。

聴くたびに当時ことを思い返します。

www.nejimakiblog.com

 

「ブロークンレコード」というポッドキャスト、
大御所アーティストがバンバン出演する音楽インタビュー系番組なのでおすすめです。

 

R.E.M.ライヴ(DVD付)

R.E.M.ライヴ(DVD付)

  • アーティスト:R.E.M.
  • WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
Amazon

 

毎週、新曲の中で気に入った音楽を紹介するブログもやってるので
音楽好きの方は気軽に読んでみてください。

otonokabe.com

ブライアンイーノ京都展に備え、おすすめなあれこれを紹介してみる

Brian Eno×KYOTO

2022年6月からBrian Eno展「BRIAN ENO AMBIENT KYOTO」が京都で開催されます。
世界初の展示もされるとのことでかなり話題になってますが、
せっかくなのでブライアンイーノに関するブログ記事を久々に書くことにしました。

音楽メディアではあまり紹介されないような
あえて少しズラした視点で、チューブから猫、松潤までおすすめのコンテンツをいくつか。

ファンじゃない新鮮な目をした方にこそ見てほしいかも。

www.nejimakiblog.com

真面目なものから、ネタ系までいろいろイーノ関連を紹介します。

オーケストラアレンジ

U2、デビッドボウイ、コールドプレイ、ソロ曲などイーノ関連の曲が
オーケストラアレンジで聴けます。
わざとらしさもない良い演奏で、かなり貴重かも?

 

TUBEの映像にブライアンイーノの曲を合わせる遊びをしていたらめちゃくちゃ不安になってきた。

チューブ×Brian EnoというMAD動画。(※2つ目でいきなりネタ入れてすみません)

『空港のための音楽』の「1/1」とTUBEのライブの様子を混ぜた映像。

The・シュール の一言で、
再生回数がまだ1000回台ですが、
ところどころ音楽とシンクロしていて、バスってもおかしくない出来。

なんやねんwwと思いながらも、最後まで見ちゃう狂気と中毒性があります。

 

 

Windows85の起動音を6分に引き延ばした動画

引き延ばしてもこの出来よ。これが正解なんじゃないかと思うぐらい。

Windows95の起動音は、実はMacを使ってプログラムした
というのは最近知りました。

 

 

アトロクのデビッドボウイ回

特集:洋楽スーパースター列伝 70年代のデヴィッド・ボウイ編 by  - TBSラジオ「アフター6ジャンクション」 | Podcast on Spotify

 

後半はもはやブライアンイーノ回なのですが、
西寺郷太さんの解説が最高なのでDavid Bowie好きな方はぜひ。

 

映像作品やアプリへの取り組み

なんかかんや、色々アプリをつくったり
新しいアプローチをとにかくしていたイーノ先生。
印象的だったのが、このAR的な取り組みの映像作品。

 

 

Fez - Being Born

U2×イーノでいうと、
目立たないけど隠れた良曲の「Fez - Being Born」。
いまいち評価の低いアルバム『No Line On The Horizon』からなのですが、
音響の処理の仕方とかほんとすごいアルバムなんよ??

ブライアンイーノがプロデューサーとして動いている様子をみたのは、
このアルバムの収録の様子をとった映像から。

なので個人的にはそういう意味でも思い入れの強いアルバムだったり。

目立たない曲でいうと、
ほかにもPassengers名義の「Your Blue Room」「Slug」なんかもすごいのでぜひ。

 

嵐の松本潤の選曲

あの嵐の松潤#聴いてつながろう というプレイリストを作るキャンペーンにて、
イーノのアンビエントミュージックを選曲して話題になりました。

「1/1」のチョイスはシブい。(僕も大好き)
嵐ファンの反応はどうだったんだろうか。

 

 

別冊ele-king イーノ入門──音楽を変革した非音楽家の頭脳

2022年に発売されたブライアンイーノ特集の一冊。

ブライアンイーノ京都展

イーノ入門──音楽を変革した非音楽家の頭脳

他人とじかに、現実世界で会うことのよさというのは、そこでは自分のコントロールが効かなくなる、そこじゃないかと私は思っていて。

ソロ作品のすべてレビュー、そしてどのコラムも愛が込められていてとても良かったです。

 

この曲なしでは生きていけないプレイリスト by Eno

イーノが選ぶ「この曲なしでは生きていけない名曲8選」。

http://Brian Eno named the 8 songs he couldn’t live without

初めて聴くアーティストが多かったですが、どれもさすがのセンス良きでした。

 

NFTとENO

NFTに懐疑的なのも彼らしいというかなんというか。

アーティストの金融化、そのちょっとかわいい版みたいなものです。なんとすてきな。いまやアーティストたちはささやかなクソ資本家にもなることができるというわけです。

 

イーノと猫

最後に、猫と戯れるチャーミングないーのさん。

 

 

イーノはいいの。

・・・と最後は真面目に、
ブライアンイーノが関わったおすすめ名曲15選のプレイリストをつくってみました。

ソロ作品はもちろん、プロデュース曲からコラボ曲まで。

アンビエント音楽になれていない方も、
"内面的な心地よさ" (by Harold Budd)を意識して身をゆだねてみてください。

 

ということで、来週6/3から開催予定のイーノ展。

ambientkyoto.com

これだけ大掛かりにやってるイベントなので、
イーノ本人がライブしたり、
龍安寺や四条河原町でばったり出会ったりしないかな?
という妄想をしながら過ごすこの頃。(カニエもその辺うろうろしてたりするし)

新しい音楽体験がみえてくる(はず)なので。
ブライアンイーノを知らない方にも、思い切って行ってみてほしいなと。

ソロのおすすめアルバムはこちらにまとめ書いてますのでこちらもぜひ。

 

※ブライアンイーノ展@京都、行ってきました。

もう閉幕しましたが、ポッドキャストで話してみたので気になる方はぜひ。

open.spotify.com

ニュースレターで紹介した音楽をSpotifyプレイリストにまとめてみました。

ねじまき通信の"今月の一曲"

ニュースレターのテーマに沿って、
毎月1~2曲紹介しているコーナー「今月の一曲」。

Newsletterも一年以上続けて、
楽曲も溜まってきたので、
この機会にスポティファイプレイリストにまとめてみました。

基本的に有名どころを紹介することが多いので、
どれも聞きやすい曲ばかりかと。

ツチヤニボンドやチックコリア、マイブラからaiko、U2まで
いろんな音楽をお届けします。

ニュースレターで紹介した音楽まとめ - playlist by ねじまきラジオ | Spotify

open.spotify.com

毎月、ニューズレターに同期してプレイリストを更新していきますので、
よければフォローしてみてください。

 

あ、ねじまき通信3月号も配信したので読んでね。

nejimaki.substack.com

 

月一回配信のニュースレターはこちらから無料で購読できます。

📔ポエミーでロックな生活: ねじまき通信2021年10月号 - 世界のねじを巻くブログ

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ドーナツレター🍩: LGBT系ニュースレターの配信をはじめます。

映画『SING2』の感想とU2的な小ネタ集

シング:ネクストステージ

『シング2』観てきました。
U2は昔からお世話になってたバンドのひとつなので、
これは見に行かねばな、と友人とレイトショーで観てきました。

sing2のU2ネタと感想

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OPからプリンスの代表曲「Let's Go Crazy」が!

子供向けの映画ですが、
おっさんホイホイな映画でもあるのが一発で伝わってきました。

タロンエガートンの『キングスマン2』繫がりでそのままでしたね~

1980年代の歌詞なのに"スマホ"というワードがあったり、
大胆に現代風の和訳がされていて、翻訳家さんの苦労が見え隠れ。。

前作もそうでしたが全体的にテンポが速く、
こんなのに着いていけるいまの子供って
昔と比べて知能が進化してる気がする・・・。
(自分が子供の頃なんてポケモンとか見るので精一杯なのに)

www.youtube.com

もう一度字幕や吹き替えで見直す方に、小ネタ的なのを軽くまとめておきます。
(僕が勝手に思ったものなので思い込みがあるかもですが。)

  • 『ロケットマン』のエルトンジョン風の芋虫
  • レッドショア → 初期のライブを収めた"レッドロックス"のもじり?
  • レッドショアシティーに行くときにヨシュアツリーが砂漠に植わっている
  • "Musical Of Space Oddity" → デビッドボウイのあの曲
  • Out Of This World → 初期の曲「Out Of Control」
  • ラスベガス、ヨセミテ、ロサンゼルス、ニューヨーク風な景色がたくさん
  • 妻の名前ルビー → U2がよくカバーしていたローリングストーンズのRuby Tuesday
  • 電気鉄線(Electric Fence) → U2のシングル「Electric Co.」
  • リック・クラブ → ローリングストーンズの舌「リック」にかけている
  • マジェスティックパレスシアター → ストーンズのアルバム『サタニックマジェスティーズ』

一度観ただけでこれだけあったので、
決してこじつけではないはず・・・。

電気鉄線もわざわざ文字で書かなくてもいいはずだし、確信犯かと。
(シンプソンズ的でけっこう好きでした笑)

 

ネタバレありの感想として、

 

(いちおう行間を空けて)

 

  • 前作のシング1は借金を返す話で、
    犯罪を堂々と行ったりなんだんだ重たい展開でしたが、
    今回はストーリー的に安心して観られるサクセスストーリーだった
  • CGが1よりも進化している 濡れコアラはかなりリアル。
  • 音楽が基本1コーラスぐらいでブツギられるので、
    もうちょっとフルで聴きたい曲もたくさんあったなぁと。
  • ハリネズミが
    「Stcuk In A Moment You Can't Get Out Of」を歌うだけで
    というのが隠遁生活から復帰した理由としてはちょっと説得力がなかったような。
  • 前作の準メインキャラが一切出てこなかったのは権利の関係なのか・・・。
  • 「終わりなき旅(I Still~)」の曲は思った以上にU2のライブ感そのまんまで◎
  • U2のBonoのキャロウェイ役声優が意外とうまくて、
    友人が「同じ声の人が歌っていると思わなかった」と言ってました。

U2をヨイショしてる映画なのですが、
一般人の反応としてはどうなんだろう?と思ったりも笑

 

それでもアーティストとアニメを
いい感じにひとつの映画に落とし込んでたので、
その辺りはスタッフの力量すごかったんだろうなと。

 

吹き替え版の感想をツイッターで見てると、
B'zの稲葉さんの声もなかなかいい感じらしくて。

 

サントラ盤を聴き直しているんですが、
映画ではあまり目立たなかった「Tippy Toes」がかなりいい感じ。

 

 

Twitterをみていると、
あ、なるほどな~と思ったのが

 

 

芸が細かい・・・!

 

U2の曲もかなり短めにしか流れなかったので、
ぜひフル音源で、
願わくば原曲もあわせて聞いてほしいなと。

 

後半ドタバタでしたが、
おおむね楽しめました!!

お子さんを連れて、もしくはデートでも見てほしい映画でした。

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コロナ禍に聴きたい音楽、再募集します。

おうち時間用プレイリスト

コロナ禍に聞きたい曲、募集してます。

以前ポッドキャストで始めた企画。
コロナの感染者数が収まったり増えたりで
けっこうな回答頂いたにも関わらず、
公開するタイミングを逃してしまったまま放ったらかしてしまってました。

コロナも最大規模で増えてきてしまったので(そういう意味では読めていた・・・?)

この憂鬱な状況を吹き飛ばしてくれるような
音楽を再度募集したいと思います。

すでに15人ぐらいの回答を頂いていて、
いい感じにプレイリストができそうな感じ。

回答いただければ、
後日Spotifyのプレイリストに追加し、
ポッドキャストで曲の感想を話そうと思います。

リクエストはこちらより。

・元気になれる曲
・イライラを吹き飛ばす曲
・憂鬱を優しく癒してくれる曲
などなど、
ジャンル問わず、年代問わずで大募集してます。 

※(追記:2022.7.26):

一時コロナウイルス感染者数が落ち着き、
もう公開するタイミングも失ってしまったかな、と思いきや
やはりもう一波が。

回答期限としては、8月7日

ぐらいには締め切りにしようかなと思ってますので、ぜひ回答頂ければ幸いです。
(頂いた曲はすべてブログ&ポッドキャストで公開予定です。)

回答フォーム: https://forms.gle/vRhbKMKSMSa8RL688  

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コロナウイルス対策ソングを大募集【Spotify】 | 世界のねじを巻くラジオ

星野源のおんがくこうろん@NHK Eテレをみた感想

J・ディラ特集

「星野源の音楽講論」がNHKのEテレで放送開始。
"歴史を変えた音楽家を真面目に語る"というコンセプトの番組。
Twitterで話題になっていたので、リアルタイムで見てみました。

2月11日放送の第一回目はあのJ Dilla
僕自身、正直なところ"世界的にサンプリングで有名なビートメイカー"
というぐらいしか知らなかったので、
何曲か関わった曲を聴いたことあるかな?なレベル。

それでもなかなか楽しめたので、J・ディラ特集を見た感想を書いてみたいと思います。

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ビートの求導者 J Dilla

ニュース番組風なつくりではじまり、

「Runnin' 」「Didn't cha know 」「「Find A Way」の曲名もいきなり出てくる。

なぜ、Jディラ?というところで、
星野源のルーツ・知ったきっかけなども話してました。

Drop / The Pharcyde

 

テクニック的なところでいくと、

・逆再生された音にコードを足して、違う響きを出している

・クオンタイズを使わないので、人間的なグルーヴが出る

・一秒以下のサンプルを組み合わせて流れをつくる

というのも音楽とともに語るという素晴らしき番組。

NHKでサンプリングやMPCという言葉もバンバン出てきますw

レコードを買ってサンプリングをとって、
「Trashy」という曲は知らなかったですがかっこいい。
テレビでレコードをかけてくれるがなんとも新鮮。

 

サンプリングの元ネタと完成した曲「Little Brother」を
聴き比べるというテレビでやるにはなんともマニアックな企画も。

 

ケンドリックラマー、ロバートグラスパーの曲も流れ、
ディアンジェロの「Voodoo」をピックアップ。
「Playa Playa」、星野源の曲「湯気」「ダスト」とあわせてもっと真面目に聞いてみよう。

mabanuaさんからJディラのお母さんまで登場。

ビートメイクしてみたい欲が高まりました。

パペットが二体いるのも何気に豪華?な番組。
30分だとちょっと短いですがけっこう楽しめました。

登場した楽曲、Spotifyプレイリストとかでまとめてくれるといいな~と思ったり。

※追記(2022.2.15): ・・・と思ったらやっぱり作ってくれている方がいました。

星野源のおんがくこうろん - playlist by 颯太 | Spotify

こんな番組があると、これをきっかけに音楽を作りだす学生も増えるのかもね~

 

取り上げて欲しいアーティストといえば、
ブライアンイーノやデンジャーマウスなど、
大御所プロデューサーに焦点をあてる回があるといいな~、なんて。

 

最近のNHKってこんなに攻めてるんですね。
やべー番組、感受性が田おこしされました。いちおうTVerやNHKプラスで見逃し配信している感じ。

二回目はジョージ・ガーシュウィン特集とのこと。

※NHKのYoutubeで未公開トークも公開されてます。
モータウンの街、デトロイト出身だったことについても言及あり。

「星野源のおんがくこうろん」、
JDilla以降は、2月18日、25日、3月11日に10:30~11:00放送予定だそうなので、
音楽好きの方はぜひ。

www6.nhk.or.jp

『平成のヒット曲/柴那典』を読んだ感想と僕の平成ソングス - 世界のねじを巻くブログ

星野源のおんがくこうろん@NHK ジョージ・ガーシュウィン回の感想 - 音の壁ラジオ

シャミールの「ゲイアジェンダ」歌詞和訳の試み

Shamirの新作

ラスベガス出身のShamirというシンガーの
新アルバム『Heterosexuality』がついに発売。

せっかくなので冒頭を飾るシングル曲「Gay Agenda」の和訳と、
新作の感想を軽く書いてみようと思います。

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Gay Agendaの歌詞

まずはPVと英語の歌詞から。

 

Shamir / Gay Agenda

Days slip away, but I feel peace
Broke up with the Dragon, but he's chasing me
I'm not sure there's a life I can lead
I swear to give it back, fuck immortality


You're just stuck in the box that was made for me
And you're mad I got out and I'm living free
Free your mind, come outside
Pledge allegiance to the gay agenda


Don't underestimate the power I keep
If you can't keep up, then you're not for me
Pray as much as you can, there's no hope for me
I will see you in hell, I will be bringing the heat


You're just stuck in the box that was made for me
And you're mad I got out and I'm living free
Free your mind, come outside
Pledge allegiance to the gay agenda
You're just stuck in the box that was made for me
And you're mad I got out and I'm living free
Free your mind, come outside
Pledge allegiance to the gay agenda

shamir/Heterosexualityシャミール

軽く和訳してみました。

(日本語訳)

日々は過ぎ去っていく、でも心は穏やかよ
ドラゴンと別れた、けど彼はわたしを追ってくる
わたしが導けるような人生があるかわからない
それを取り戻すと誓ったけど、"永遠"ってホントにファックね


あなたはただわたしのために作られた箱にはまり込んでるだけ
あなたは怒ってるけど 私は抜け出し自由に暮らしてる
心を解き放って 出ておいで
ゲイアジェンダに忠誠を誓うのよ


わたしが持つ力を過小評価しないで
あなたがついてこれないなら、わたしはあなたのものじゃない
できる限り祈るのよ、わたしに希望はないんだから
地獄で会いましょう、あなたに熱波をもたらすわ


あなたはただわたしのために作られた箱にはまり込んでるだけ、
あなたは怒ってるけど 私は出て自由に暮らしてる
心を解き放って 出ておいで
ゲイ・アジェンダに忠誠を誓うのよ

タイトルの「Gay Agenda」という言葉は、
LGBTQ的な活動を呼ぶときに軽蔑的な意味を込めて、
キリスト教の宗教右派の部門によってつかわれはじめた言葉だそうですが、
今では逆にPride的な意味も込めて、マイノリティー側から使われる言葉になったようです。
そういえばNetflixのクィア系のポッドキャストもゲイアジェンダでしたね。

訳するうえで苦労したのは、やっぱり一人称と口調。
苦肉の策で「わたし」としましたが、
やっぱり「I」にあてはまるワードってないですよね・・・。
口調も「~わ」としましたが歌詞の意図とどうしてもずれてしまうのはやむを得ない感じでした。

 

SHAMIRによると「根本的な自身と外部の受容についての曲」とのこと。
「わたしたちはただ身体を"借りている"だけで、それを取り戻さないといけない」

Watch Shamir’s Video for New Song “Gay Agenda” | Pitchfork

 

あわせて「シスジェンダー」という曲も。

私はシスジェンダーじゃない
私はバイナリートランスでもない
女の子にはなりたくない
男にもなりたくない
私はただ神に見捨てられた土地に存在したいだけ
あなたはそれを取っても取らなくてもいいの
それかただ引き下がるだけっていうのもね
Cisgender / Shamir

 

シスジェンダーというタイトルの意味を念のため説明しておくと、
自分自身が認識している"心の性"と、生まれ持つ"体の性"が
一致している人を指すことば。

たとえば、
僕自身でいうと「シスジェンダーゲイ」、
つまり男性の身体で、かつ心の自認が男性 ということになります。

シャミール自身、「トラウマに触れたもの」というこの曲。

この曲のメッセージは、
「性別の枠に押し込められたくない」ということなんでしょうか。

この「シスジェンダー」は「ゲイアジェンダ」に続く曲だそう。
アルバムでも1曲目に「Cisgender」がきて、2曲目はもちろん「Gay Agenda」。

レコードも発売しているので、曲順にはこだわりがあるのかな~と。
「Caught Up」や「Reproductive」などもも最高です。

2022年2月11日にニューアルバム『Heterosexuality』も配信されたので、
シャミールを聴くのがはじめての方もぜひ。

シューゲイザー的な曲とかナインインチネイルズのような
意表を突かれる展開だったり。
ハイパーポップとかそういう枠を飛び越えたようなアルバムでした。

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星野源のおんがくこうろん@NHK Eテレをみた感想 - 世界のねじを巻くブログ

Spotifyの不満点・要望をこれでもかと挙げてみた

スポティファイの欠点

音楽ストリーミング配信サービスのスポティファイ。
音楽好きで毎日使わせてもらってる身なのですが、
あえて、不満や改善してほしいポイントを挙げていきたいと思います。

前提として、

スマホアプリはAndroid版、
デスクトップ版はWindows10での観点から書きます。(Ver.は省略)
(他はたまにiPad OS版を使うぐらい)

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曲名・アルバム名・アーティスト名のテキストがコピーできない

海外のアーティストやタイトルが長い曲・アルバムなど
メモしておこうと思っても現状だと
スクリーンショットかプレイリストに入れるしかないので、
ちょっと取り回しが不便な気がします。

要は文字がコピペできるようになればもっと良いのに、という話。

 

Spotify Hi-Fiの導入が遅い

高音質プランであるSpotify Hifi、
本来は2021年に導入予定だったのですが、いまだにサービス開始されず。

ビリーアイリッシュにあれだけよいしょさせといて、
Spotify Hi-Fiに関するアナウンスは予定していた日時を過ぎても一切ないとう状況。

サービス開始自体ものすごく大変だと思うので導入が遅れること自体は別にいいと思いますが、
アナウンスがまったくないのは世界に名だたる企業としてどうなんだろう、と思ったり。

Apple MusicとAmazonMusicがロスレス配信をうまくやっただけに、
ここは比べられても仕方ないような気がします。

 

ポッドキャスト再生速度のスライド

決められたスピードでした再生できない (1.7倍速とかができない)。

他のポッドキャストアプリだと細かく設定できることが多いので、
自由な速度で聴かせてほしいかも。

 

ポッドキャスト「新しい一覧」の挙動(スマホアプリ版) 

メイン画面からポッドキャスト番組の「新しい一覧」をみて戻ると、
またスクロール初期の場所にもどされるのがちょっと不便だったり。
(自分だけですかね?)

これは正直めちゃ使いづらいので直してほしい。

 

Podcastのお気に入り

ポッドキャストをダウンロードすると
自動的にお気に入り(ハートマーク)になってしまう仕様がちょっと使いにくいかも。

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企業姿勢

ジョーローガンVSニールヤングでまた話題になった
Joe Roganのポッドキャスト

コロナウイルスに関してなど問題発言が何度もあってよく炎上してます。

そもそもJoe RoganはUFCのコメンテーターということで、
日本でいう高田〇彦さんみたいな立ち位置(のワールドワイド版)。

なので、「まああの人が言っても」みたいな人ではあったのですが、
現在では世界一、二の人気を争うポッドキャスターということで
あまりに影響力を持ちすぎてしまったのは否めない感じ。

お金をかけて独占配信契約した番組なので、
Spotifyも取り下げたくないため、
ニールヤングのアルバム取り下げに関しても
まあそうなるよね、というのが正直なところ。

僕自身も有名ゲストのときは聴くPodcastなのですが、
トーク自体は非常に面白く、
誤情報ばかり話している番組、というわけでは決してないのですが、

いい放題な部分は正直あるので、
やりすぎな部分は多少はカットするような対処はした方がいいかなぁという
気がいします。
(Joe Roganが自由に配信する契約なのかもですが)

Apple Podcastも政治系の番組を削除してたり、
いろいろ困っているところもあるみたいですが、
これからポッドキャストが人気になるにつれて、
テレビや映画のように規制が入るのがあたりまえになるかもしれませんね。

 

楽曲の情報

曲のキーやテンポ・レーベル、演奏者など、
できる限りの情報を表示できるようになるとより聞く楽しみが増えるかも。

 

検索について

文字を検索欄に打ち込んでも、
大御所ミュージシャンばかりが頭に出てくるのでちょっと不便だったり。

きちんと打ち込んだ文字に対する仕様にしてほしい。

ポッドキャスト検索もちょっと不思議な検索結果になったりするので、
もう少しわかりやすい検索結果だといいなぁ。

 

あと特殊なコマンドを使わなくても、
レーベルやプロデューサーで絞り込めるようになると
音楽好きとしてはうれしいかも。

 

 

履歴・ヒストリー機能

検索履歴がデスクトップ版だと50件までしかみられないのがちょっと不便。

あと、願わくば聞いた場所などをマップで表示してくれる機能とかあれば
いいのにな~と思ったり。

 

アプリの動作が重い

アルバムを何十枚もダウンロードしているせいか、
動作がたまにもたつくことが多いような。

ほかのSNSアプリやNetflixと比べてもサクサク感はないので、
読み込みがもう少し速いといいのになぁと、しょっちゅう思います。

 

ジャケット画像

デスクトップ版でアルバムジャケットを全画面表示できるようにしてほしい
(可能な限り大きく見てみたい)

 

スタンダップコメディーのアルバムを復活させてほしい

2021年に権利の関係か、スタンダップコメディーのライブアルバムがかなりの数消されてしまったのですが、なんとか削除されたのを再度配信してほしいところ。
まあ権利関係なので難しい話だとはおもいますが。

 

AIレコメンド機能

Spotifyのおすすめ機能、良い曲も紹介してくれるのですが、

男性アーティストのサジェストが多かったり、
何度も同じPodcastをすすめてきたり。

R.E.M.を聴いていたら、レッチリを流してきたり
「これ聞いとけばいいよ」的な、
ありきたりすぎる選曲もうーん、と思ったり。

定番からマニアックなものまで、
レコメンドの振れ幅度合を各自設定できたりするといいかもしれませんね。

 

※追記(2024.2.13):
・Spotify Podcastの音楽配信機能「Music + Talk」の終了をアナウンス。
そんな短い期間だけで急に中止を発表するのはなんだかな~、という感じ。

 

※追記(2024.4.12):
アーティストへの支払いポリシーの変更、AI対策の意味もあるそうだけど・・・
賛否両論なのでちょっと色んな人の意見を読んでいきたい。
(個人的にはノイズミュージックをメインにやっているアマチュアの人かわいそうだなと)

 

ザーッと書いてきましたが、そろそろこんな感じで。

 

・・・振り返ると、やたらとエラソーに不便に思う点をあげつらえましたが、

Spotifyのアプリは徐々に良くなっている部分もあるので、
今後の改善を楽しみにしたいと思います。


Spotify本部の動きはあれですが、
スポティファイジャパンのPodcastに対する姿勢はわりかし好きなので、
応援したいなと。

 iOS/iPhoneはAndroid版ほど触ってないので、
「こんなのがあるよ」とかがあれば、
気軽にコメント頂ければ幸いです。

Spotifyの改悪について言いたいこと | 世界のねじを巻くラジオ

心揺さぶられた音楽15選 in 2021年

ベストソング・アルバム in 令和三年

年末定番(?)の私的ベストソングオブザイヤー。
結局絞りきれずに15曲になっちゃいました。

順位は特に決めてませんが、
地域問わず・ジャンル問わずで2021年に発表された曲をチョイスしてみました。

すべて 曲名 / アーティスト名 で記載してます。

Rómpelo / Cimafunk

シマファンクというキューバのパーティーミュージック。
SXSWにも出演したことがあるアーティスト。

アフロファンクの暑苦しさ満点の一曲です。

ノリがよくランニング中に何度聞いたことか。
ラテンのこういう曲をもっと発掘していきたいなと思いました。

スライアンドザファミリーストーンなどの
ファンクミュージックが好きな方もハマるはず。

ジョージクリントンとのコラボ曲「Funk Aspirin」も最高なのでぜひ。

 

Cham Cham / El Michels Affair

エル・ミシェルズ・アフェアという
アメリカの「シネマティックソウル」というジャンルに属する
ニューヨークのバンドだそうです。


トルコのファンクを取り入れた一曲。
ワールド音楽好きならイントロ10秒で引き込まれるはず。

アルバム一枚t通して音の工夫がすごいのなんの。
ほんっと世界は広いですね。

あとで気づいたのですが、映画『シェフ』のサントラにも選ばれているアーティストでした。

『平成のヒット曲/柴那典』を読んだ感想と僕の平成ソングス - 世界のねじを巻くブログ

 

Leave Us Be / Terrace Martin

ハービー・ハンコックの新作にロバート・グラスパーと参加していたりもする、
テラスマーティンというアーティスト。

これはかっこいい。

多くを語らない歌詞も爽やかで、
録音の感じもものすんごく好みです。

アルバムも全曲良くて、
ケンドリックラマーとのコラボ曲「Drones」も聞きどころ。
スティーリー・ダンとか好きな方もぜひ。

 

 

Can I Get It / Adele

アデルの新作、ほんと良かったですね。

個人的には一曲目の「Strangers By Nature」か「Easy On Me」あたりが好き。

個人的に再生回数が多いのは「Can I Get It」
歌詞も含めてほんといい曲。
「Rolling In The Deep」しかしらない人でも楽しめるはず。

今作はアデルの最高傑作といわれてますが、僕もそう思います。

 

Boomerang / Yebba


グラミー賞も受賞歴もあるイエバの新曲。

チャンスザラッパーやマークロンソン、エドシーランともコラボしてたりで、
かなり注目のアーティスト。
チャンスザラッパーの「Same Drug」のコーラスでも出てる女性ボーカル
といえばイメージできる方多いかも。

2分50秒という短さなのに、しっかり聞かせてくれます。

 

oranges / Ada Lea



ドリームポップって感じだけどしっかり現実を描いた内容。
音質というか録音の雰囲気が僕の理想の音像にかなり近いので、
かなり気に入りました。
日本でもヒットしそうな感じがします。

 

Black Averageness / Shad

トロントのラッパー、シャド。

アルバム名の「タオ」はおそらく「道」の意味だとおもいますが、
歌詞もなかなか凝ってます。

ポップで明るく聞こえるけども、批判的ではある歌詞。ユーモアもあって◎
エミネム的なフロー感あってわりと僕の好みのど真ん中なヒップホップ。

ラップが苦手な人にこそ聞いてほしい一曲。

ガーデニングに励むPVもなんかユルくていいのよね笑

 

Flowers Of Herself / Max Richter

ドイツからマックスリヒターのニューアルバム。
グラモフォン名義で気合入ってます。

マックスリヒター 初のフルオーケストラ、だそうです。
ラストの盛り上がりは神々しくて現代音楽やクラシックっぽい感じ。
8分以上の曲で長めですが、
わかりやすくカタルシスがあって聞きやすいかと。

スティーブライヒとかのミニマルミュージックやゼルダ好きな方にもおすすめ。

 

 

Conquer & Divide / El Michels Affair

モダンなレゲエアルバム『Ekundayo Inversions』より。

独特のスペイシーな感じが最高です。
アルバム全体を通してすごく音が工夫されててすごいなの一言。

レゲエっていうとほんと古い作品しか聞いてこなかったので、
「現代のReggaeってこんな感じなのか!」とすごく刺激を受けたアルバムでした。

 

 

40Tude / Theon Cross


ロンドンのチューバ奏者、テオンクロス。
はじめて知りましたが、これは衝撃ですね。

チューバを中心に何もかもが新しいサウンド。
アフロビートっぽさもあったり、どの要素をとってもも気持ちいい。

 

MONTERO (Call Me By Your Name) / Lil Nas X

アルバムオブザイヤーも取りまくりのリル・ナズ・X。

ゲイとしてもこの曲を挙げないわけにはいきませんでした。

インタビューで「ゲイセックスの歌がチャート一位を取って不思議だよ」的なことを言っていたのが印象的。
曲の背景もPVもすごいですが、音楽としてもなんかもうぶっ飛んだすげー曲。

Instagramのメッセージも込みで聞いてほしい一曲です。

 

Introvert / Little Simz

UKラップといえば、リトルシムズ。
楽曲の勢いをバチバチに感じます。
かなりお金かかってそうなPVもかっこいい。


新作の冒頭の一曲ですが、この一曲目はさすが。
アルバム通しての流れもよかったです。

 

Yonaguni / Bad Bunny

バッド・バニーの「ヨナグニ(与那国島)」。
PVもいいのよね~
最後なんか外国語で言ってるのお洒落だなぁ、と思ってたら
思いっきり「セクスシタイ」と日本語の下ネタ歌詞でした笑
レゲトンはほんとハマれば癖になりますよね。

 

 

Free Your Mind / 新しい学校のリーダーズ

アジアのカルチャーを世界に向けて発信する音楽レーベル 「88rising」からのアーティスト、新しい学校のリーダーズ

これ以外にも「パイナップルクリプトナイト」もめちゃ癖になるので迷いました。
最近アメリカでもライブツアーをしてたりで、これから日本でもヒットする予感。

CHAIも売れてるし、ちょっと捻った日本のガールズバンドはまだまだいけるかも?
そういえば、チャイの新作も良かったですよね~。

ガールズグループでいうと、
NiziUの「Chopstick」も中毒性高くて印象深かったな。

邦楽はもっとしっかりまとめている方がたくさんいるので、一曲のみに。

 

Sorongo / Susana Baca

デビッドバーンのレーベルで発売されヒットしたいう
ペルーのミュージシャン、スサーナ・バカの新作。
(※スザーナではなくスサーナバカという読み方だそうです)

年齢を経た円熟の歌い声、ほんとに好きなので
しゃがれフェチなら聞いて損はないはず。
ラテンの打楽器の魅力もめちゃめちゃたっぷりに含んだ曲なので。
ワールド音楽好きの方はぜひ。

2022年のポッドキャスト界隈に起こりそうなことを予想してみた - 世界のねじを巻くブログ

 

I Zimbra / David Byrne

コロナ禍、ひさびさに見た映画として、
『アメリカンユートピア』もめちゃ印象に残ってます。

「I Zimbra」自体はトーキング・ヘッズのずいぶん昔の曲なのですが、
楽器隊のダンスや新しい歌い方、演奏のおかげで全く新しいバイブスが!

 

サントラでいくと、映画『イン・ザ・ハイツ』もめちゃ良かったですね。

「In The Heights」のオープニング8分間
ラ・ラ・ランドぐらい良かったな~!

コロナ禍にすごく元気をもらえた気がします。

 

10曲のつもりがペタペタ貼っているとだいぶ越えてしまったので、
そろそろこの辺で。

 

復刻モノの無難なところでいくと、

ビートルズの『Let It Be』
ブエナビスタソシアルクラブ『Buena Vista Social Club』
レディオヘッド『KID A MUNESIA』

U2『アクトンベイビー』

あたりは新たな音源も含めすごく楽しく聴けました。

 

2021年末に出た、
KYOTO JAZZ MASSIVEの新作『Message From A New Dawn』も最高。

 

そんなこんなで、
Twitterでよくあるベストアルバム9枚でいくとすると、

  • 『MONTERO』/ Lil Nas X
  • 『El Alimento』/ Cimafunk
  • 『Flowers Of Herself』/ Max Richter
  • 『American Utopia』/ David Bryne
  • 『SNACKTIME』 / 新しい学校のリーダーズ
  • 『The Abominable EP』/ El Michels Affair
  • 『Leave Us Be』/ Terrace Martin
  • 『Sometimes I Might Be Introvert』/ Little Simz
  • 『Intra-I』/ Theon Cross

 

・・・てな感じの一年だったかなと。
ここまで読んで頂きありがとうございました。

 

キューバのCimafunk、ほんとにいいのでラテン好きの方はぜひ。

El Alimento

El Alimento

  • アーティスト:Cimafunk
  • Terapia Productions
Amazon

 

音楽に関するポッドキャストもよければ。

 

※Spotifyプレイリストも作成したので、よければ聞いてみてください。

2021年に心揺さぶられた名曲たち - playlist by ねじまきラジオ | Spotify

 

特別お題「わたしの推し