世界のねじを巻くブログ

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『初恋』宇多田ヒカル 最新アルバムの全曲レビュー

【新作CDが発売】

宇多田ヒカルの7枚目のアルバム『初恋』が発売されました。
どう考えても1stアルバム『First Love』を意識したタイトルで、前作の『Fantome』から1年半ぶりの新譜です。
海外でのアルバムタイトルはどうすんだろ?またまた"ファーストラブ"?」と素朴な疑問を抱えていましたが、どうやらそのまま『HATSUKOI』となっているようです。
2018年に久々のライブを控えていることもあり、期待の新作。聴いてみました。

【全曲感想・レビュー】

 冗談はさておき、早速、最新作『初恋』の全曲感想を勝手に書いてみたいと思います。
※HMVでは「うたマガ」という宇多田ヒカルさん本人の詳しいインタビュー載せた公式雑誌が配られていたので、まずはCDを聞きつつ、公式雑誌から読むことをおすすめします。

1曲目:Play A Love Song

前作「ファントーム」の一曲目「道」と同じく電子的なビートが利いたオープニング。
死の匂いがなくなり、純粋に前を向いた曲。

電子音があちこちに散りばめられてるのがいい感じ。
爽やかで安心して聴くことができ、まさに一曲目といえるべき内容。

歌詞の「Can you play a love song?」って部分は「Can You Keep A Secret?」を意識してる気がします。

力強い歌い方に、少しだけ女性歌手のAIの成分を感じました。

 

2曲目:あなた

アルバム発売前の段階では、個人的にこの曲の印象が一番強く、アルバムで通して聴いてもこの曲の魅力は褪せませんでした。

手拍子や篭もったようなビート音、トランペットの音など、
シンプルなようで、意外と音の数は少なくありません。
管弦の重なりが滑らかすぎます。

ソニーのノイズキャンセリングイヤホンのCMでよく耳にした気がします。
 (映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」主題歌でもあるようです)

 

3曲目:初恋

冒頭は静かに宇多田ヒカルの細かいビブラートが聴いた声のみではじまり、徐々にドラマチックになるという構成。

はつこい= First Love ですがどうやら母への愛を歌った曲とのこと。
確かに、ほとんどの人間が感じる恋は、母に対するものかもしれません。

3:15~あたりの歌い回しはとても宇多田チック。

 ストリングスでグッと盛り上げる、どストレートな一曲。

1:50~や後半の「I neeed you」の部分は、
U2の「With Or Without You」的な雰囲気を感じます。(実際カバーもしていましたね)

『重力と呼吸』ミスチル最新アルバムの全曲レビュー - 世界のねじを巻くブログ

4曲目:誓い

宇多田ヒカルといえば、そう、「キングダムハーツ」
ミッキーをはじめ、ディズニーのキャラクター達が的とガンガン戦うゲームの主題歌です。(ディズニーがよくこのゲームへの版権を許可したな、といまだに思います)

「光」「Passion」 でも世界観を支える宇多田ヒカルの音楽。
もはやこれらなしでは、キングダムハーツとは呼べないほど。
「宇多田ヒカルへを聴き始めたきっかけはKHやエヴァンゲリオンだった」、という若い方も少なくはないでしょう。

今回の歌詞もおそらく「KH3」の内容に関係しているんじゃないでしょうか。

「KINGDOM HEARTS III」テーマ ソングということで、ゲームの映像とともにご覧ください。

最近のキンハーには疎いのですが、ダークな世界観は未だに失われていませんね。
(曲よりも画質の進化にびっくりです・・。)

インタビューにも書かれているように、ドラムの不思議なリズム感が聴きどころです。
レディオヘッドの「Pyramid Song」にちょっと似てるかも?

最新作中、外国で最も聴かれるのは間違いなくこの曲となるでしょう

5曲目:Forevermore

 エフェクトを効かせた管弦楽器が印象的な一曲。

「締めつける~」あたりの歌い回しがいかにも宇多田ヒカルっぽくて好きです。
ドラムはジャズ的なアプローチ。

3:13~からの展開もかなり面白いです。

 

6曲目:Too Proud featuring Jevon

 Hikaru Utada本領発揮の一曲。
英語の歌詞(コーラス)がよい味出してます。

音は凝り過ぎて、どこからコメントしていいかわからないぐらい詰め込まれてます。
歌詞もかなり冒険して"セックスレス"について書かれております。。
 "拒まれたくない"という日本人にありがちな意識につき、はっきりと歌われた一曲。

前アルバムのラップが挿入された「忘却 featuring KOHH」のように暗い曲調ではないのですが、テーマとしてはなかなかの重たさ。

 Jevonってアーティストは初めて知ったのですが、
どうやらイギリス出身のラッパーだそう。

これは新境地ですね。

 宇多田ヒカルの新曲「ともだち」の歌詞が同性愛?

 

7曲目:Good Night

 J-POPらしい一曲。
大きな仕掛けなしに、ストレートに
映画「ペンギン・ハイウェイ」のストーリーを元にしたとのこと。
『HEART STATION』のアルバムに入っていても不思議ではない、といえばどんな曲調か伝わるでしょうか。

 

8曲目:パクチーの唄

衝撃の「ぼくはくま」的な遊んだ曲かと思って聞くと、やっぱりそうでした笑

シンプルな曲名が多い中、アルバムの曲名が発表されたときに真っ先に目を惹いたこの「パクチーの唄」。
個人的にパクチー嫌いがパクチーを恨む系の曲、かと予想していたのですが、
本人のパクチー愛が暑苦しいほど伝わってくる一曲。

歌詞カードを見ると、

パクチー ぱくぱく

が反復して書かれており、なんだか曲を聴かなくても頭が勝手に再生してくれるほどの吸引力があります。

「パクチーの"唄"」であり、「パクチーの」ではないところに意図があるのかちょっと気になります。
民謡など伝統的なものに対しては"唄う"と表現されるようですが、童謡的な感じもあるのでそういった意味もおそらく込められているのでしょう。

 

9曲目:残り香

前曲のパクチーの残り香を漂わせているのかいないのか、
意味深なタイトルの「残り香」。

「あなたの肩を探す」という歌詞が印象的な失恋の曲のようです。
かつてパクチーを一緒に食べていたのかと曲を繋げて聴いても面白いかも。

「ワイン」など嗅覚をくすぐる言葉も

 下記の記事に書きましたが、10年もすれば音楽って「匂い」と結びついていると思うのです。でもさすがにコリアンダーの臭いはやだな。

 

10曲目 :大空で抱きしめて

 妙にJ-POPらしいタイトルで、歌詞も曲名の通り非常にポジティブです。

宇多田ヒカルが山を登るサントリー天然水のCMを見ていると、不思議とトレイルランニングをやりたくなってきます。
余談ですが、サントリーは「道」の曲もあって、確実にイメージアップしてますよね笑
一曲目の「Play A Love Song」と同じく安心して聴ける一曲。
もっと爽やかさがあってもよかったかもしれません。

 

11曲目:夕凪

マイナーな曲調で終盤ににアルバムとしての重厚感を醸し出す一曲。
ゆうなぎ、という哀愁ただよう曲名のイメージ通りな感じ。

風が吹く風景がバーーっと頭に広がり、RPGの主題歌としても使えそうです。
ベースの動きが

3:21~からの「ぜいあー、ぜいあー」の異様なまでの連呼(何と言っているのでしょうか?)は
Radioheadの「There There」をふと思い出しました。

12曲目:嫉妬されるべき人生

ラスト一曲はなんとも思い切ったタイトル。
「嫉妬されるべき人生」、とは誰のことなんでしょう。

歌詞の内容をみると、お見合いから一気に恋に落ちてしまった幸せな人生が書かれています。こんな人生を送ってみたいですね。
前作の「人生最高の日」に人間味を加えたような舌触り感。

一曲通して歌い回しが非常に"宇多田"してます。

音質に関しても、前作『ファントーム』と同じく音の分離が素晴らしく、
宇多田ヒカル本人のボーカルがほんとスッと入ってきます。
管弦やピアノの艶っぽさが一層曲を盛り立てます。
 
タイトル曲の「初恋」や他数曲もハイレゾ(.flac)で配信されているので、アルバム全曲配信されないかなあ、なんて。

『初恋』/宇多田ヒカル レビュー

【評価はいかに?】

いかがだったでしょうか?
今回は以前よりタイアップ曲が多く耳なじみのある曲も多いので、
前作『Fantome』が気に入った方にはもちろん、初めての一作としてもおすすめの一枚です。他の口コミをみていても、かなりウケがいい感じ。
ライブツアーもほんと楽しみですね。
チケット先行抽選券も入っているので、コンサートに行きたい方もぜひ。

【ラジオ:トレビアン・ボヘミアンも】

2018年7月16日(月曜日)の夜19:00〜20:55に、宇多田ヒカルがDJを務めるラジオ、『トレビアン・ボヘミアン』が放送されます。いい放送時間ですね。

今月は村上春樹の『村上RADIO』もありますし、ラジオの流れが来てますね。
本当に楽しみです。

あ、ポッドキャストはじめました。

「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。

iPhoneで聴くhttps://itunes.apple.com/jp/podcast/世界のねじを巻くラジオ-ゲイのねじまきラジオ/id1409236261?l=en
Androidで聴くhttps://www.google.com/podcasts?feed=aHR0cHM6Ly9uZWppbWFraS1yYWRpby5jb20vZmVlZC8%3D

Spotifyで聴く→https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj?si=FlR5lp6VTQuDe86DH125VA
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世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】

初恋

初恋

宇多田ヒカル最新曲『二時間だけのバカンス』歌詞のLGBT的な解釈

 

The Orbの最新作『No Sounds Are~』を聞いた感想【テクノ】

【ジ・オーブの新アルバム】

2018年6月16日に、The Orbの新作アルバム
『NO SOUNDS ARE OUT OF BOUNDS』(ノー・サウンズ・アー・アウト・オブ・バウンズ)というアルバムが発売されました。

アレックス・パターソンももう58歳。どんなアルバムに仕上がったのでしょうか。

【NO SOUNDS ARE OUT OF BOUNDS】

 ジオーブといえば、テクノ・エレクトロの重鎮といってもいいほど、有名なグループ。
UKダンスミュージックの一時代を築きあげました。
(Orbital(オービタル)というテクノグループと名前をよく間違えられがちです)

僕自身、一度大阪でライブを見に行ったこともあります。
そんなジ・オーブが出す新作、評判はどんな感じでしょうか。

最近フォローしていなかったので、軽くYoutubeで新作をチェックしてみました。

僕が驚いたのは、音楽そのものでなく、Youtubeの再生回数について。
なんとイギリス中をChillさせた彼らも、今やYoutubeの再生回数はたった一万回程度の再生回数。
そのへんの高校生でも数万回再生の動画は珍しくありません。
時代の移り変わりって恐ろしいもんですね。

【レビュー・感想】

人気のあるなしはおいといて、さっそくの新作を聞いてみました。
ジ・オーブが創り出すのは抽象的な音楽であるため、レビューや感想を書くのは非常に難しいのですが、軽く感想を書いてみようと思います。

一曲目の「The End of the End」ではシンセサイザーや1stアルバムのような宇宙を飛ぶような音、ダブミュージック、女性の声など、原点回帰に近いようなサウンド。

 「Wish I had a Pretty Dog」では犬の吐息や、演説のサンプリングなど、ジ・オーブ感満載。

「Rush Hill Road」では安室奈美恵かと思うようなポップなボーカル曲。ちょっと珍しいですね。

「Isle of Horns」はまさにThe Orbの極地というような、サンプリング主体の曲。
聞き飽きません。

「Wolfbane」ヒップホップ的な分厚いビートが若者向けかも。

「Other Blue Worlds」は民族的なドラムが体を自然と動かします。
ベースもシンプルなのに、不思議な感じ。

最後の「Soul Planet」はいかにもなトリップ感が堪りません。

往年のファンにはホントおすすめの一枚。
深夜を一人でドライブしながら聞いてみたいですね。

【テクノの重鎮】

雑多な感想になりましたが、至高のサンプリングミュージックであることは間違いありません。
結構コアなファンに向けた、原点回帰的+今の時代に寄せたサウンドを詰め込んだアルバムだと思います。

ジオーブを聞いたことがないという方は、ぜひアルコールで頭をトバしつつ
代表曲の「Perpetual Dawn」だけでも聞いてみてください。

NO SOUNDS ARE OUT OF

NO SOUNDS ARE OUT OF

【閲覧注意】合法的にトリップできそうなドラッグ動画13選

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※(2020.2.18追記):2020年3月には新作『Abolition Of The Royal Familia』が発売予定とのこと。

ウォークマンは今後どう進化するのか?勝手なアイデア7選

Walkmanの進化

いまやMP3プレイヤーの代名詞となっているソニーのウォークマン。
最近では、防水機能やCD音質を越えたハイレゾ、Android搭載など、ありとあらゆる機能が詰め込まれています。
今後どういう発展をすれば、Walkmanは世界を相手に活躍出来るのでしょうか。
個人的な妄想も含め、真面目に考えてみました。

www.nejimakiblog.com

 

3D音響やGPS機能も?

  1. 音をミックスできる
    好きな音楽を流しながら、画面で音楽をDJのようにいじれたら面白くないですか?
    タッチパネルを搭載しているので、擬似的なミキサーでDJの感覚を手軽に味わえれば、また音楽体験は変わってくるのではないでしょうか。
    音楽は「音を自分で作って楽しむ」時代に来ていると思います。


  2. 3Dサラウンド音源対応
    疑似5.1chや7.1chなどサラウンド音声に対応すれば、
    そこそこ目新しさはあるのではないでしょうか?
    個人的にハイレゾで音質は十分すぎるので、次は立体音声の方向に進んでほしいです。
    SACDやドルビーアトモスなどに対応してくれれば個人的には間違いなく購入します。
    VRも発達してきていますし、この辺への需要はかなり高いはず。


  3. コードを自動判別してくれる
    歌詞を表示してくれる機能があるのだから、
    曲のコードを自動的に解析して表示してくれる機能があれば、
    音楽家は大助かりなのではないでしょうか?
    DAWでは簡単にできたりするので、それほど難しいことでもないはず。
    音名を出してくれると、ピアノの練習にもいいかもしれません。
    DJの人も助かるんじゃないかと。


  4. 鞄やTシャツとCDジャケットが連動

     これは以前も書きましたが、つまりこういう事です。

    もはやアートの域に達しているものもある、アルバムジャケット。
    LEDが埋め込まれたカバンやTシャツに、
    自分が聞いているアルバムのジャケットが表示されたら面白いんじゃないかと。
    音楽とファッションの関係は相当深いことは誰もがご存じでしょう。


  5. 同じアーティストを聞いている人をサーチ
    Bluetoothかなんかで、周囲の同じアーティストを聞いている人を検索
    ウォークマン同士を接触させればポイントが貯まる、なんてイベントがあったら面白いですね。
    「同じ音楽を聞いている人がいる」という連帯感はわりかし大切なのではないでしょうか。と、ライブに行くたびに思うのです。
    せっかくファンがいるなら、なんとなく存在を感じたいですよね。
    ※コメント頂きましたが、コミュニケーション機能も面白そうですね!


  6. GPS機能付き
    これはちょっとニッチすぎるかもしれませんが、
    その曲の舞台である場所で聞くと、アレンジが変わったりする、など

    そんなしかけがあれば旅行も楽しめるんじゃないかと。

  7. 香りを発する装置付き
    予言しますが、近い将来、
    音楽は当たり前のように嗅覚と結びついている
    と書いておきます。
    例えば、ジャズにウィスキーやワインの香りが漂えば、雰囲気はあっという間に変わりますよね。
    突飛な発想に見えるかも知れませんが、わりと真面目に書いてます。
    五感の中で「嗅覚」はおざなりになっている気がします。
    ここを音楽と結びつければ、相当面白いことができるはず。

iPodに負けるな

昔のようなイノベーションは少なくなってきているSONYですが、
これからも新たな機能や特徴で、世界をアッと言わせてほしいですね。
ウォークマンに載せて欲しい機能などあれば、気軽にコメントを。

それでもCDを買い続けるべき7つの理由

アダム・リッポン選手が明かすフィギュアスケートでの音楽の選び方

6月6日は「楽器の日」なのでキーボードの練習を再開してみる

【初耳な記念日】

タワレコにふらっと寄ったところ、
どうやら本日6月6日は「楽器の日」とのことです。

6月6日  楽器の日|なるほど統計学園

6月6日は「楽器の日」です。「芸事の稽古はじめは、6歳の6月6日にすると上達する」という言い伝えに由来し、一般社団法人全国楽器協会が昭和45年(1970年)に定めました。

初めて知りましたが、わりと歴史も深い?記念日のようです。
せっかくなので、僕も挫折していたキーボードの練習を再開してみました。

【ピアノが弾きたい】

昔からずっとピアノが弾きたいという願望はあったのですが、
ピアノ・キーボードは、正直大人から始めるには敷居が高い楽器のひとつ。
継続的に続けないとすぐに挫折してしまいます。

そうはいっても、今やらないと、歳をとってからではさらに手を出しづらくなります。

「いつやるの?」と聞かれれば、やっぱり「今でしょ!」なんですよね笑

定年で仕事を終え、
まったく0の状態から、ライブを行えるようになった知り合いのおっちゃんがいますが、ほんと頭があがりません。

まあとにかく今は、シューベルトの「鱒」の超簡単アレンジ版を弾こうと奮闘中です。

個人的に目標にしているのは、 

スヌーピーの音楽の「Linus & Lucy」とか

 

ドアーズの「ハートに火をつけて」やら


(イントロのキーボード、好きすぎます。)

 

ビートルズの「Lady Madonna」やら


坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」あたりもいつかは弾いてみたいです。

【DTMもすすめたい】

 まあ、決してプロを目指しているわけではないので、マイペースに進めたいと思います。DTMも平行して、ものにできればな、と思います。
みなさんもぜひ、楽器を初めてみてはいかがでしょうか?

音けっと in 大阪なんばに行った感想【2018】

【DTMerから同人まで】

2018年6月3日に行われた、「音けっと in 大阪難波」に行ってきました。

この「おとけっと」というイベント、
どうやら東京で開催されている「M3」という
音楽・ゲーム・音声 即売会 関西版の催しだそう。

DTMへの興味が膨らんでいるこの頃、
ちょうどなんばに買い物の都合もあったので、ふらっと寄ってみました。 

音けっと大阪なんば

【感想・所感】

こういうイベントは初めての参加だったので、
もっとこぢんまりとした感じかと思ったのですが、
ワンフロアのわりにスペースは広めで活気がありました。

 個人的に気になったものを箇条書きで。

  • VRミックスの展示
    拍手の音が、前から後ろにバーチャルに再現されます。
    音質の向上はもうハイレゾなどで十分すぎるところまでいったので、
    今後音楽にはこういう進化をしてほしいな、と思いました。

    f:id:popmusik3141:20180603202343j:image

  • バイノーラルラジオ 「NTRじ」
    バイノーラル録音を用いて録音されたラジオ。
    思った以上に左右に音が振り分けられ、非常にリアル。

  • METKOV というアーティストの方がCDを無料配布
    さっそく家に帰って聞いてみましたが、
    個人レベルでここまでできるのは凄いですね。
    ジャケットのデザインとかもすごくおしゃれ。

  • 実際に録音した阪神電車など鉄道の音に、演奏をかぶせた音楽。
    クラフトワークの『ヨーロッパ特急』的なアプローチですね。
    ローカル人には訴求ポイントが高いのではないでしょうか。f:id:popmusik3141:20180603202413j:image
    (撮影許可あり)
  • DJ XROAD というアーティストのサラウンド音響で録音された音楽
    アンビエント系の音楽が3D音響にしっかりマッチしていました。
    何気にはじめて作曲した本人からCDを購入した経験、かも?

  • 自分の作った曲をカラオケで配信してくれるサービス「フリクル」
    1曲 3800円から、自作曲をカラオケで配信してくれる「Frekul」
    あのJoysound経由で全国に配信できるようです。
    これってすごくないですか??意外と敷居低いんだな~と思いました。
    機会があればぜひやってみたいかも。

  • 大阪発のDAWソフト「ABILITY」
    DTMに関する展示は少なかったので、ここの営業さんと話し込んでしまいました。やはり作曲ってパッとできるもんではないですよね。
    「やりがいはあるのでぜひ。」とのことだったので、
    長いスパンで少しづつやっていこうと思います。

人生初めての同人系イベントの参加でしたが、
こうしたリアルな空間で発表の場があるのは素晴らしいですね。

開催時間は4時間という短い時間、かつ、出店料も2000円と非常に安価なので、
発表者の負担にならないのもよいところでしょう。

2019年も開催されるなら、ぜひ参加しようと思いました。

ポッドキャストはじめました。

「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。

iPhoneで聴く→ https://goo.gl/kd4D8E 
Androidで聴く→ https://www.google.com/podcasts?feed=aHR0cHM6Ly9uZWppbWFraS1yYWRpby5jb20vZmVlZC8%3D 
「世界のねじを巻くラジオ」で検索してみてください。

世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】

『Studio One 4』がついに公開!初心者視点の感想

【スタジオワン4.0の新機能】

ついに日本で最もホットなDAWの一つである「Studio One」の新バージョンである
「Studio One 4」がリリースされました。
(※DAWとはパソコン作曲の際のすべての作業を行うソフトのこと)
PreSonus Audio Electronics社からついに新作のDAWがついにでましたね。
僕自身ズブのDTM初心者であるため、まだ無償版しか持っていません。
そのため、以前から新バージョンが出るのを狙っていましたので、有償版(Professional版)の購入を検討するべく、少し調べてみました。

【追加された特徴】

2018年5月23日の0:00に、新バージョンである「Studio One 4」が公開されました。
まずは公式のトレイラー(動画)をご覧ください。


Youtubeで、開発者のインタビューや新機能の解説などが下記のリンクで見られます。

• • • • - YouTube

印象に残った部分を箇条書きで書きたいと思います。
(※間違えていたらすみません)

  • コード解析機能が付いた
    ブラウザ上でどのコードで鳴っているのか、簡単に見ることができる
    これが非常に見やすくて、魅力的です。
  • 和音を簡単に付けられる
  • コードの変更もリアルタイムに簡単にできる
    コードマップが直感的で、音楽理論に疎い僕でも直感的にアレンジできそうな感じです。UIがやっぱり優れてますよね。
  • ドラムエディターがなんかお洒落になってる
  • 他にもプラグインが色々強化されてる(←よくわかりません笑)
  • ホーム画面や作業するブラウザの基本的な外見は今とそれほど変わらない印象
    色が自由に変えられる?

 もう本日から、下記のJRR Shopで、購入・ダウンロードできるようです。

JRRshop.com | Presonus Studio One 4 Professional

新機能についてはこの動画もすごくわかりやすい!

【DTMerなら必見】

Youtubeのリアルタイム視聴者も2000人を越える人気ぶり。
これからDTMや作曲を始めようとする初心者の方から、Cubase等ほかのDAWを使い慣れたプロ音楽家まで、必見の「Studio One 4.0」。

せっかくなので、僕もプロフェッショナル版にアップデートしてみようかと思います。

浜崎あゆみがゲイに人気らしいので久しぶりに聞いてみた感想

【アユがなぜ受けるのか】

エイベックスの頭ともいえる、歌姫・浜崎あゆみさん。
どうやら,いわゆる"ホモ受け"が良いことで有名です。
他にもユーミンやドリカムなどゲイに人気といわれるアーティストはいますが、浜崎あゆみさんは昔から根強い人気がある模様。

また、現在行われている「東京レインボープライド2018(TRP)」の最終日のライブに出演するとのこと。

最近まったく聞いていなかったあゆですが、せっかくの機会なので、実際にベストアルバム・代表曲をざっと聞いてみて、当事者の僕がなぜ人気なのかを探ってみました。

【マイノリティーへの理解】

ギャル層からの絶大な人気を誇った浜崎あゆみさん。
エイベックスのゴリ押しもあってか、ミリオンシングルも当たり前のように出し続けた時期がありました。
どちらかといえば女性に人気がありそうな歌手なので、なんでゲイに人気なのか、いまいちつかめていませんでした。

でも改めて今聞いてみると、ゲイ受けする部分が。
印象に残った曲をいくつか紹介したいと思います。 

Boys & Girls

個人的に浜崎あゆみといえばこれ、という一曲。

輝きだした 僕達を誰が止めることなど出来るだろう
はばたきだした 彼達を誰に止める権利があったのだろう

わりとまんまゲイのことを歌ったように聞こえなくもありません。



Trauma

トラウマという曲の歌詞も、悩めるゲイの目線で描かれているように読み取れます。

与えられた自分だけの 正気と狂気があって
そのどちらも否定せずに存在するなら

幸せの基準はいつも 自分のものさしで 決めてきたから

曲も非常に有名なので、聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?

Green

2010年代でいえば、グリーンという曲でもそれっぽい感じのものがあります。
PVもなんか男性だけのダンスなど、同性愛を意識してそうなイメージ。

本当はきっとずっと
解ってたはずなのにね
現実に目を背けてた
真実を否定してた

上記の歌詞も、自分の性指向を認められずに目を背けているマイノリティーを歌っているかのようです。

 

how beautiful you are

最近のこの曲のPVではマッチョな男性二人が見つめ合うシーンが直接的に描かれています。

隠喩とかじゃなくてもうストレートに表されてますね。

Independent

このインデペンデント(自立)という曲も、歌詞がいかにも同性愛な感じ。

何て事ないささいな出来事に
また僕はおびえてる
それを隠そうとしては
強がるクセ発揮する

僕には君が必要みたいで
君にも僕が必要なら
そこに特に理由はいらないみたいね
悪くないかもこんな毎日

この曲、ギターのリフがNew Orderの曲っぽくて個人的に大好きです。

 

調べてみると、浜崎あゆみさんはデビュー当時からゲイシティである新宿二丁目で過ごしていたようであり、単純に音楽のみの話ではなさそうです。

てっきり、"マドンナのまねごとをして、LGBTフレンドリーなアピールをしているだけ"なのかと思っていましたが、本人のTwitterやインスタグラムでもはっきりとLGBTについて言及されています。

 

デビューしたばかりの頃から新宿2丁目が大好きだ。私の青春時代は2丁目で過ごした想い出で埋め尽くされている。狂ったように忙しかったあの頃、仕事が終わってごはんを食べるのも、飲みに行くのも、ボロボロになって泣きに行くのも、嬉しいことがあってお祝いをするのも、いつだって2丁目だった。先日、今年のツアーが無事幕を開けたので少しホッとした私は、昨夜友達がママをやっているお店に遊びに行った。そう、やっぱり2丁目なのだ。相変わらず狭くて古くてタバコ臭くて(ごめんねママ、褒めてるのよこれ笑)壁にはウィットに富んだポスターが並んでいる空間は素の自分に戻れるような、でもおセンチにもなるような空間。 そして今日は長い付き合いになる大事な女性に会って、その人の話を聞いて言葉を失い、昨夜帰宅してから悶々とひとり考えていたとある事が更に自分の中で大きくなった。 それは、日本はどうしてこんなにもマイノリティへの理解がなかなか進まないのだろうという事。例えばLGBTの人達に関するセクシャルマイノリティーしかり、女性が男性社会で権力を持ち発言しようものならマイノリティーオピニオンだ、と。 だったら私はマイノリティーの一部として発信し続けようじゃないの。少数派である事イコール弱者ではないと。多数派イコール強者ではないと。 楽しんだモン勝ちよ!笑って笑っていきましょう!

ayumi hamasakiさん(@a.you)がシェアした投稿 -

デビューしたばかりの頃から新宿2丁目が大好きだ。私の青春時代は2丁目で過ごした想い出で埋め尽くされている。狂ったように忙しかったあの頃、仕事が終わってごはんを食べるのも、飲みに行くのも、ボロボロになって泣きに行くのも、嬉しいことがあってお祝いをするのも、いつだって2丁目だった。

僕自身、聴く以前は正直なところ
「浜崎あゆみ?今何してるの?」
ぐらいのイメージでしたが、そんなことは言えなくなりました。。すみません。

久々にアユの曲を真面目に聞きましたが、初期のメロディーセンスは流石ですね。
最近の曲も洋楽のエッセンスをギュッと詰め込んだ感じでかっこいいです。
さすがにJ-POP界を牽引する存在なだけに、CMで聞いたことがある曲がいくつもあります。
個人的に「Startin'」なんかはパナソニックのデジカメのCMがパッと頭に浮かびます笑

最後になぜゲイに人気なのか、を軽くかいてみます。
感情をそのまま吐露するような歌詞
が、ゲイの心をを代弁しているように聞こえるからでしょうか。華やか・派手な部分も見せつつ、少し病んだような歌詞がグッと響きます。
世間の"のけ者的存在"であるギャルに対する歌詞が、ゲイにも刺さる部分があるのかもしれません。

そして何よりも、曲だけでなく昔からLGBT文化にもリスペクトを示している部分が、何よりも共感を生んだのでしょう。

【東京レインボープライドのライブも】

GWに東京におられる方はぜひ、浜崎あゆみさんのコンサートを見に行ってみてはいかがでしょうか?

宇多田ヒカル最新曲『二時間だけのバカンス』歌詞のLGBT的な解釈

なぜ相撲の把瑠都が配役されたのか?『弟の夫』ドラマ化の狙い

ポッドキャストはじめました。

「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。

iPhone/iTunesで聴く→ https://itunes.apple.com/jp/podcast/世界のねじを巻くラジオ-ゲイのねじまきラジオ/id1409236261?l=en

Spotifyで聴く→https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj?si=FlR5lp6VTQuDe86DH125VA
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世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】

【KORG】ニンテンドースイッチで初めて作曲してみた感想

【SwitchでDTM】

シンセサイザーで有名なあのKORGが、任天堂のゲーム機「Nintendo Switch」に向け、
『KORG Gadget for Nintendo Switch』を配信開始しました。

このソフトさえ買えば、ゲーム機であるスイッチがDAW化します。
つまり、誰でもどこでも作曲ができるように!
ずっと心待ちにしていたので、使い勝手が非常に気になります。
さっそく実際に一曲作ってみた感想・レビューを書いてみたいと思います。

【コルグ ガジェット for Switch レビュー】

数曲作って感じた感想・レビューを、箇条書きで書いて行きたいと思います。

良かった点・気に入った点

  • すぐにどこでも曲がつくれる
    起動してすぐ、サッと曲作りに取り組むことができます。
    DL版のみ発売で、外に持ち歩くことも想定されています。
    電車の中でも、違和感なくプレイ出来るのではないでしょうか。

  • 直感的な操作
    Nintendo Switchのコントローラーで、直感的に操作できます。
    画面も非常にシンプルで、
    なによりStudio One3をインストールしてほったらかしていた口の僕でも、サッと一曲作ることができたことから、いかにUIが優れていることがわかるでしょう。

  • 失敗をおそれず作れる
    「あくまでゲーム」とさえ思ってしまえれば、あとは適当にポチポチ音を埋めていくだけ。
    特に「時間制限モード」が見物であり、指定された時間がくると曲の完成が終わってしまうため、曲の完成度を気にせず創り上げなければなりません。
    僕のような初心者にはまだ厳しいですが、すでにスキルのある経験者なら、曲を量産するマインドが身につくかもしれません。

  • 音源がどれもかっこいい
    ゲーム機のソフト、とおもってナメていると痛い目をみます。
    どれも洗練されたサウンド。派手な音から落ち着いた音まで自由自在です。
    名前までイケてます。「Amsterdam」やら「Phoenix」やら色んな国の都市をもじって楽器に名前がつけられています。
    特に80年代のゲーム音源を再現した「Kamata」がクールです。
    アイデアさえあればなんだって再現出来そうです。

  • 音質もゲーム機としては十分すぎるクオリティ
    ニンテンドースイッチは何だかんだで音がいいので、DTMをやるには十分な音質といえるでしょう。
    この間入手したばかりの名ヘッドホン・MDR-CD900STでプレイしてもサウンド的な破綻はまったく感じません。

  • DAWとしては破格の安さ
    Cuebaseなど有名なDAWはどれもお高く僕には手が出ないのですが、これは5000円というお手頃価格。はじめの一歩としては最適なチョイスではないでしょうか。

  • HD振動対応
    Joy-Conの細かなHD振動で、ガジェットのツマミをいじる感覚を再現してくれます。
    地味に嬉しい機能です。

  • 対戦プレイ・協力プレイが可能
    まだ試してはいませんが、多人数で最大四人まで遊べるとのこと。
    GW中に友人と沖縄に行くので、暇をみつけたら曲を作りたいと思います。

不満点・気になった点

  • 音源データを外にエクスポートできない
    Soundcloudなどにアップロードができれば最高なのですが、残念ながら今のところできないようです。
    もしくはMIDIとしてSDカードに保存できれば、CuebaseやStudio Oneなどの本格的なDAWの強力な補助になりそうなのですが、MIDI音源にも出力できない模様。

  • タッチパネルが対応してない画面が多い
    ピアノロールやドラムの打ち込みなど、打ち込む音が上下するとたまに画面の移動が大変になります。
    付属のジョイコンでも十分操作感はいいのですが、せっかくタッチパネルを搭載しているので、ここはぜひすべての画面で対応して欲しいところ。

  • 音源をもっと増やしてほしい
    16種の音源がありますが、何度も繰り返し作っていると、曲が徐々に寄ってきます笑 おそらく初心者の僕のスキルが原因なので、DTMに精通した方なら不満を感じることはないでしょう。

いくつか不満点もあげましたが、どれもアップデートで対応できそうな機能ばかりですので、今後の更新に大いに期待です!

最後に、人生はじめて作った音楽がこちら。

初めて曲を作ってみて「音楽は誰にでも作れる」ということをまず第一に感じました。
(不協和音っぽいって突っ込まないで・・・)

特にドラムやビートは、気持ちいがままに打ち込めば、それっぽく仕上がります。
音の重ね方とかは、さすがに音楽理論を学ばないと音がゴチャっとしてしまうのかな?
とフィーリングでの限界を感じたり。
でもズブの初心者の割には、ビートがイケてるっぽく聞こえます・・よね?笑

みなさんもぜひコルグで「作曲家」デビューをしてみてはいかがでしょうか。

【初心者にもおすすめ】

これ、楽しすぎます。マジでおすすめです! 
寝るタイミングを見失うほど。
現在ニンテンドーeショップにて、配信されています。
気軽に電車の中でも曲が作れたりするので、初心者DTMerの方はぜひトライしてみてください。
実際に、コンサートやライブで楽器として使う人もでてくるほど・・・。

【オンラインマルチプレイ対応(アップデート)】

※追記(2018.12.14):アップデートにより、
コーグのこのソフトがオンラインマルチプレイに対応したようです。
楽曲のデータも交換可能になり、可能性が大きく広がりますね!!

ポッドキャストはじめました。

「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。
DTMで作った音楽もBGMにしようと考えてます。

iPhone/iTunesで聴く→ https://itunes.apple.com/jp/podcast/世界のねじを巻くラジオ-ゲイのねじまきラジオ/id1409236261?l=en 

Androidで聴く→ https://www.google.com/podcasts?feed=aHR0cHM6Ly9uZWppbWFraS1yYWRpby5jb20vZmVlZC8%3D 

Spotifyで聴く→https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj?si=FlR5lp6VTQuDe86DH125VA

世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】

※追記(2019,2.21): 山形県の小学校で、教材としても利用されたとのことです。
音楽の授業の教育ツールとしても確かに優れているかもしれませんね。
プログラミングになれるための下準備としても確かにいいかも。
早くWindows版もリリースしてほしいものですね。

レコードストアデイにCDを買うべき7つの理由【2020年】

【ストリーミング配信の時代】

ついに、レコード・ストア・デイの日になりました。
2018年4月21日は世界の音楽好きが、レコードショップへ訪れ、
音楽を聴く喜びを共有する一日。
この記念日に、特別なシングルをリリースするアーティストも少なくありません。

せっかくのイベントなのでこの機会に、「なぜ今の時代にもCDを買い続けてるのか」改めて書いてみたいと思います。

【CDを購入するメリット】

早速、CDやアナログレコードを購入するメリット・利点を7つ書きたいと思います。
音楽がそれほど好きではない方にも、ぜひ読んで頂きたいです。

所有欲を満たしてくれる

ストリーミングやダウンロード版と異なり、CDを買うことで、所有欲が満たされます。
好きなアーティストの全アルバムが棚にズラッと並んでいるほど、気持ち良いことはありません。
一枚であっても、部屋にたてかけておけば一気に部屋の雰囲気も変わります。

もう今の時代、こういう考え方は古臭いのかもしれませんが、コレクション好きの方にはやはりCDは欠かせない存在だと思います。

 

音質がいい

やはりCDは音が良いです。ストリーミングとは明らかに違います。
外で聞く分にはそこまで気になりませんが、思い込みも含めここは重要です。
音質を求めるのであれば、CDは避けて通れない道ではないでしょうか。

CDの音質を越えるハイレゾなんてものが出てきますが、手軽にいい音質を、となると、CDプレーヤーは何だかんだでレベル高いです。

 

価格が安い

iTunesやAmazon Musicで音楽を購入する場合、一曲は250円が標準価格。
ですが、ブックオフなどの中古CDであれば、280円もあればアルバムが一枚買えてしまいます。

新作でも、洋楽の輸入盤であれば1000円で買うこともできます。

さすがに邦楽の新作CDをバンバン買うことは出来ないのですが、工夫さえすれば、ダウンロード版よりもCDのほうが安く買える場合もあります。

友達に貸せる

フィジカルの強さはここにもあります。
友人に「これおすすめだよ!」と渡せるか渡せないか。
音楽好きとして、ここは大きな差ではないでしょうか?
お互い貸し借りをすることで、新しい世界が開けることも。

実際に食わず嫌いだったアーティストを友人のおすすめで好きになった、なんて経験は、音楽ファンなら一度はあるのではないでしょうか。

 

歌詞や解説が読める

音楽制作の背景・楽曲の解説など、アーティスト本人や、プロの評論家が書いたものを読むことで、より作品の理解が深まります。

特に洋楽の場合、英語が苦手であっても対訳があるので安心ですね。

最近特にに買って良かったな、と思ったのは、U2の新作『Songs Of Experience』。
ボノ本人の解説が丸々収められており、非常に満足度が高かったです。

音楽好きからすると、このポイントはけっこう大きいかと。
 

アーティストを応援できる

自分の好きなバンドやアーティストを応援したい!という気持ちはやはり芽生えてくるもの。

わかりやすく自分の行動がアーティストの糧になるのがよいところですね。
インディーズのバンドだと、この傾向はさらに強いと思います。
やっぱり人間性に引かれ、「CDを買う」という行為によりさらにアーティストへの思いが強まる、という傾向はあるかと思います。

 

思い出に残る

ストリーミング・DL版の音楽と、CDで買った音楽、どちらが記憶に残っていますか?
僕だけなのかもしれませんが、「CDを買った場所やはじめて聞いた場所」など、かなり鮮明に記憶に残っております。

やはりお金を出して買うことで、思い入れも深まりますし、

本来、音楽は"体験"であるべきなんですよね。

もうすぐ年号も変わってしまうので「平成時代じゃあるまいし」と言われてしまうのも時間の問題かも知れませんが、この気持ちは大切にしたいですね。

コメント頂きましたが、CDだと強制的にトラック1から最後まで聞く必要が出て、アルバムの世界観を得られる、というのも重要なポイントですね。

タワレコのチケットホルダーがおすすめ【ライブの半券】 - 世界のねじを巻くブログ

【CDショップへ】

いかがだったでしょうか?
"No MUSIC, NO LIFE." 
この言葉にハッとした方や普段音楽を聴かない方も、
すぐにタワレコやHMV、ディスクユニオンへ向かいましょう!

日時はいつ?という方のために、

2019年は、2019年4月13日が「レコードストアの日」だそうです。

(2020年は複数日わたってRSDが行われます!)

ポッドキャストやってます!名曲紹介コーナーでも熱く語ってます。

iPhone/iTunesで聴く→ https://itunes.apple.com/jp/podcast/世界のねじを巻くラジオ-ゲイのねじまきラジオ/id1409236261?l=en 

Spotifyで聴く→https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj?si=FlR5lp6VTQuDe86DH125VA

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『Revamp』エルトンジョン トリビュートアルバムの感想

【サムスミスやガガも参加】

映画『キングスマン2』でも大活躍したエルトン・ジョン。
今年、ライブ活動から引退することを発表したことも話題になりました。
新作ではありませんが、様々な豪華アーティストによるカバー曲を集めた『Revamp(リバンプ)』というアルバムが発売。

エルトンジョンって誰?『キングスマン2 ゴールデン・サークル』

個人的にかなり心待ちにしていたのでさっそくレビューしてみたいと思います。

【レビュー・感想】

まずは、全曲の一部が聞ける、公式トレイラーをご覧ください。

『黄昏のレンガ路』の40周年記念盤のときも、色んなアーティストにカバーされた曲が収められていましたが、今回もそれに負けないクオリティ。

 

1曲目の「ベニーとジェッツ」からいきなりラップが入り、原曲を大きく崩したアレンジ。かなりかっこよくなってます。

 

4曲目のエドシーランの「Candle in the wind」もなかなか◎。
アコギのシンプルなアレンジですが、やっぱり馬鹿売れしているエド・シーランなだけあって、声が胸にじん、と響いてきます。個人的にあまり好みではないアーティストだったのですが、ちょっと見方が少し変わりました。
普段あまり聞いていないアーティストの意外な部分が聞けるのも、カバーアルバムの魅力ですよね。

 

5曲目の「Tiny Dancer」は原曲の魅力をそのまま女性アーティストである「フローレンス・アンド・ザ・マシーンがカバー。これがパワフルでいいんです。

 

個人的にベストだと思ったのはQ-TIPがカバーした8曲目の「恋のデュエット」
こんなにお洒落になるなんて。シティー・ボーイなら一度は聞いて損はないでしょう。

 

The Killersが歌う9曲目「Mona lisa and mad hatters」 。完全にキラーズの曲になってます。こちらもなかなか聴き応えあり。

 

ゲイとしては、10曲目の「ダニエル」が聞き逃せません。
同性愛者であることをカミングアウトしているサムスミスが、あのDanielをカバー。
25歳とは思えない声の渋さ。

Lord I miss Daniel, oh I miss him so much

とシンプルに思いを綴る歌詞がいいですよね。

同じくLGBT関連でいくとマイリー・サイラスも11曲目で参加してます。

12曲目ではレディーガガがエルトンジョンの代表曲「Your Song」をカバー。
力強くフェイクした歌い方がもう至高。音程の上下の付け方がうますぎます・・。

最後はクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジによる「黄昏のレンガ路」。けだるい歌い方が意外とピッタリです。

他にもコールドプレイ等、大御所アーティストばかりで埋め尽くされたカバー曲集。
一人でも気になるアーティストがいれば、一聴してみることをオススメします。

 今週のお題「わたしの春うた」

【はじめての方もぜひ】

ゲイなら必聴のエルトンジョンのカバー集。
はじめて聞くという方にもおすすめの一枚です。

ユア・ソング~エルトン・ジョン ベスト・ヒッツ・カヴァー

ユア・ソング~エルトン・ジョン ベスト・ヒッツ・カヴァー

ポッドキャストやってます。洋楽紹介コーナーもぜひ。

iPhone/iTunesで聴く→ https://itunes.apple.com/jp/podcast/世界のねじを巻くラジオ-ゲイのねじまきラジオ/id1409236261?l=en 

Spotifyで聴く→https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj?si=FlR5lp6VTQuDe86DH125VA
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