世界のねじを巻くブログ

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5ファースト・デートをゲイが見た感想【Netflix】

【ネットフリックス×LGBTQ】

ネトフリで見つけた、
25~30分ほどの短いリアリティーショー形式の番組、
「5ファーストデート(原題: Dating Around)」

「初デート5人」というタイトルからもわかるように、

ブラインドデートをして、
「5人の中から誰を選ぶのか?」
的な番組です。

ほとんどのエピソードがストレート同士の恋愛なのですが、
2つはゲイ男性同士のエピソードだったので、
その2つだけを見てみました。

 

 

一つ一つ主人公が違うので、
どのエピソードから見ても楽しめるのがよかったかなと。

5First Datesレビュー

 ファイブ・ファースト・デートの感想を軽く書いてみたいと思います。

ちなみに今回見た男性同性愛者のエピソードは下記の2つ。

・「レックス」(シーズン1-2)

・「ブランドン」(シーズン2-4)

 

観た感想としては、とにかくビジュアル的におしゃれです。

 

かなり脚色されてスタイリッシュな感じなので、
現実ここまで素敵な感じにならないんじゃ?とは思いますが、
NYでのデートってこんな感じなのかなぁと観ててワクワクしました。

 

ゲイということもあってか、
どのデート相手も個性が溢れてます。

食事の好みだとか、人生の考え方とか、趣味の話だとか、
やっぱり人によって全然違うんだな
などあたりまえのことを痛感。

 

デートとかでさえも億劫な性格なんですが、
こういう番組を見てると、
ご飯を一緒に食べて、
その相手の背景・バックグラウンドを知っていくのは面白いかも

と思ったり。


例えばこの番組では、
デート相手が植物に名前をつけているところとか
かわいいな、と思いましたし。

 

あとは軽いジョークをポンポン出して、
空気を和ませるスキルがあるとすごく円滑に事が進みそうだし、
ユーモアセンスもかなり大切だな、と思いました。

 

いわゆる「リアリティーショー」って
実は、恥ずかしながら初めてみたのですが、

演技なのか普通のふるまいなのかよくわからなくて
視聴者側としては戸惑ってしまいました。
あまり深く考えずに楽しむのが正しい見方なんでしょうね~
 
あと初めて知りましたが、
アジア人のゲイ男性のことを
gaysian=ゲイジャン
と呼ぶそうです。

 


いろいろと忙しく、
色恋がここ数年全くのゼロな僕なんですが、
なにかしら恋愛関連の行動を起こしてみようかなぁ、と思ったり。

 

・・・でもこういうの見てると、
自分に自信のある感じの人じゃないと、
うまく事を進められそうな気がして、うーんとも思ったり。

 

ブラジル編もあるそうなので、
機会があればみてみたいと思います。

LGBTQやゲイ、同性愛者だけでなく、
ストレートの方がみても普通に楽しめる作品になっているかと思いますので
ぜひネトフリでチェックしてみてください!

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音楽・映画、ゲイライフについて熱く語る番組。

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独学で英語の発音を改善できるかも?な方法5選

スピーキングの改善

はてなブログのお題が「おすすめの勉強法」とのことなので、
個人的な英語の発音改善方法を5つ書いてみます。

 

海外ドラマを見る

まずは王道ともいえる、海外ドラマを見るという方法。

NetflixやHuluに山ほど番組がありますが、
"発音学習"的な意味で学ぶものが多かったのは、
『ブレイキングバッド』という番組ですね。


その中で出てくるウォルター・ワイト・ジュニア という登場人物は、

脳性麻痺のため、軽度の言語障害と歩行障害を持つ、という設定。

・・なので話し方もちょっと変わった感じなのですが、
個人的にはそれに学ぶものがたくさんありました。

実際動画をみていただけるとわかると思うのですが、

口をあいまいに動かし声を出す感じなので、
a と u の音がかなりあいまいな発音なんですね。

 

AとかUの音をくだけて日本人的には難しいと思うので、
これをよく真似してました。(ちょっと失礼ではあるんですが・・。)

おかげで苦手な音もずいぶんと改善された気がします。 

 

海外アニメ

発音の独学におすすめな方法、お次はアニメ。

アメリカ英語のアニメといえばやっぱり

"The Simpsons(ザ・シンプソンズ)"。  は外せません。

出てくるキャラの個性が豊かで、
バックグラウンドや人種もそれぞれ違うので、
色んな発音が聴けるのが個人的に良かったり。 

 

それぞれのキャラクターのモノマネをひとりでやってたりしました。 

スキナー校長の発音とか、インド人のアプーの訛りとかホントに大好きです。

他国語訛りの英語を聞くのもいい練習になるかと。

 
おかげで世界一周旅行中も、
シンプソンズの物真似で
初対面の人もそこそこ沸かせてた気がします笑

 

洋楽を歌う

音楽から学んだものも非常に多かったですね。

ビートルズやカーペンターズなど、
癖の少ないグループももちろんいいのですが、

ストーンズのミックジャガーなど、
癖のあるボーカルの方が発音向上には役立つ気がします。

例えば、
「アンジー」というバラード曲。


聴いていただければわかりますが、
 どう考えても

「アェンジェィー」って聞こえます。笑
はじめて聞いたときは衝撃でした。

こういう感じで、
日本語と英語の発音のズレを認識していくと、
徐々に普段話すときも発声が改善されていく気がします。  

www.youtube.com

 こちらはローリングストーンズの代表曲「サティスファクション」。

これなんて何百回口ずさんだかわからないぐらい歌ってます。

 

「苦手な音を含んだ曲を一曲選んで、何度も口ずさむ」
と自然に発音も改善されるはず。

 

映画

王道の映画鑑賞もいいですね。

ETやトレインスポッティングとかはホントに何度も見ました。

ただ、ドラマと比べて
大げさな言い回しが多い傾向にあるので、
個人的には海外ドラマで勉強する方がおすすめだったりします。

 (もちろん映画の内容にもよりますが・・・)

 

ポッドキャスト

画面を見ずに学習できるので、
教材としてもほんとにおすすめなのはPodcast。

好きなホストや番組を見つけて、
イントネーションやクセもまるごとコピーしましょう。

個人的には『Part Time Genius』の司会者の声が好きすぎて、
よく真似してました。



『Joe Rogan Experience』のちょっと荒々しい声も好きだったり。

 

英語の発音を治すってなかなか難しいことではあるんですが、 

個人的な結論としては、
・気にせずトライ
・好きな分野の素材で勉強
・継続する

これに尽きますかね。

なにごとも楽しむのが一番かと。

発音については文字で書いても伝われない部分が多いので
近いうちにポッドキャストでも話そうかな、と思ってますのでお楽しみに。


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はてなブログ特別お題キャンペーン #学び応援WEEK

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by ギノ

『ジャックは一体何をした?』 デビットリンチ新作映画の感想

Netflixで配信中

デイビッドリンチの新作短編映画『ジャックは一体何をした?』
突如ネットフリックスで配信開始。
David Lynch監督出演の全編白黒映画です。

原題は『WHAT DID JACK DO』。

17分で見られるので、ネトフリに入っている方はぜひ。

レビュー・感想

ネタバレも含めて感想・レビューを書きたいと思います。

映像に出てくる登場人物はたった二人で、
サルと刑事のみ。


あらすじはこんな感じ。

殺害事件の疑いをかけられた猿と、
刑事(リンチ)の取り調べの様子から始まり・・・。
という話。

 

 不可思議なリンチの作品らしく、
サルも普通に喋る世界観です。

 

ストーリーとしてはほんとにこんな感じなんですが、
はっきり言って理解不能でした。

 

警察役のデビッドリンチが猿に質問を繰り返すのですが、
「ロデオの経験は?」など意味不明な質問も。 

何を聞いているのかまったくわからない・・・。

 

「凶悪犯が逃亡中みたい」というメイドのひとことで、
殺害事件があったのだな、とわかります。

 

モノクロなのでいい雰囲気なのは救いですが、
途中で"共産党"とか意味深なワードが出てくるも、
謎すぎる展開。

「彼女はお前を愛していた」
・証人がオラウータンのサリー? 
・後半の猿の歌の意味

 

17分で見られる短編映画なのですが、
こんだけモヤモヤさせるのは流石だわ・・。笑

 

超ハイコンテクストな作品なので、
ネットフリックスに加入している方でも気軽に見ない方がいいかもです。

 

味不明な世界観を17分という時間で味わえるという意味では
十分に見る価値のある短編映画なのではないでしょうか?
(という強引ななおすすめの仕方をしてみる笑)

 

ラストは銃を構えて逮捕に向かうデビッドリンチ。
うーん、煙に巻かれて終わりという感じ。

 

"ジャックは一体何をしたのか?"

ほんとに頭の中に"?"が20個ぐらい浮かんで終わるという映画。

『ツインピークス』はギリギリついて行けたのですが、
この作品は正直謎すぎて・・・笑

この世界観に嵌まれるる人なら見るべきかも。

 理解できる方がおられたら、説明して頂けると助かります。。
この調子でデビッドリンチの代表作も配信してくれたらな、と思った夜でした。

※(追記2020.1.27): 音楽作品もリリースされたとのこと。動きが読めないですね…笑

モンティパイソン初心者におすすめな有名なスケッチ/場面5つ

Monty Pythonが復活

『空飛ぶモンティパイソン』が新曲を少し前に出し話題になりました。

日本ではいまいち知名度は低いですが、
海外では超有名なイギリスの古典的コメディ番組。

国内の似ている作品の例を挙げると『勇者ヨシヒコと魔王の城』というテレビ番組、
最近のテレビではあれが一番モンティパイソンに近いと思います。

海外のジョークやユーモアって、
日本人にとってはわかりにくいのが多かったり笑えないものがあったりもしますが、
今回は比較的はじめての方でも笑えるものを選んでみました。

ただのかすり傷だ!

まずはこれ。
勇者ヨシヒコっぽさ満点ですね。

映画『モンティ・パイソンとホーリーグレイル』の中の有名なシーン。

「ただのかすり傷だよ」と腕を切られながら、
最後は足まで切られます。

さんざんやられているのに、
「逃げるのか臆病者!」的な言葉を放つところとか、
超古典的ですね笑

 

レストランスケッチ


イギリスジョークっぽさがすごいですよね。
汚れたフォークに文句は言わないようにしましょう笑

「古傷が!」という部分が最高に笑えます。

Dirty Folk Sketchとして海外では有名です。
モンティパイソン的なエッセンスが詰まった回。

・・・話は脱線しますが、実は最近流行りのプログラミング言語のPythonは
この番組から取られた名前だったりします。
Pythonプログラマー/エンジニアの方は、
ネットフリックスでも見られるのでぜひチェックを。

 

世界で最も面白いジョーク

”面白すぎて聞くと死んでしまうジョークが発明された”
という設定のエピソード。

レポーターがテレビ中継する中、バックで笑い死ぬ場面や、
軍用化するという発想もすごい。

2語見たものが入院した」のくだりとか、
ほんとにユーモアセンス溢れるスケッチです。

どこかしらカート・ヴォネガットの短編小説っぽさがあります。 

 

死んだオウム

 動かなくなったオウムを持って、店に文句を言いに行くというエピソード。
明らかにピクリともしないオウムに対し、
「休んでいるだけだよ」

地面に打ち付けられ、明らかに動かないオウムに対して、
「気絶しているだけさ。」と店員が返答する。

という感じの、
オウムが死んでいるか死んでいないかを延々と口論する
めちゃくちゃなコント。

今回紹介する中では、日本の漫才感覚に一番近い気がします。

 

ほかにも「スペイン宗教裁判」のエピソードとかも有名なんですが、
これはちょっと説明が難しいのでスルー。

 

最後には有名なこの曲を。

Always Look On The Bright Side Of Life

常に物事の明るい面をみよう」と十字架に磔になりながら歌う有名なシーン。

映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』より。

僕もつらいときよくこの口笛吹いてます。

オールウェイズ・ルック・オン・ザ・ブライトサイド・オブ・ライフ。
つまり、「常に人生の明るい面をみて過ごそう」という意味の歌。

もう死刑直前という場面で歌うのだから、
最高のコメディーですね。

こうやって、映画にしろ音楽にしろ、
辛いときに頼れる何かがあるのはほんとに大きいですよね。 

 

Netflixでも見られる

モンティ・パイソンが2019年に再び盛りあがるとは思ってもみませんでした。
『ザ・シンプソンズ』や『『勇者ヨシヒコと魔王の城』が好きな方には超おすすめ。


もちろん僕自身、
モンティーパイソンをリアルタイムでみていた世代ではないのですが、
僕のユーモアはモンティ・パイソンとザ・シンプソンズで鍛えられた部分が大きかったりするのかも。

ネットフリックスでも見られるので、興味のある方はぜひ見てみてください。
個人的には『モンティ・パイソンと人生狂騒曲』の映画が一番おすすめかなぁ。
入門用にさくっと面白いのを見たいという方は『モンティパイソン傑作集』から見るのもありかもです。

※(追記2020.1.22):テリー・ジョーンズが死去とのこと。
与えた影響力は凄まじかったでしょうね・・・。

ジョンクリーズもなんとか頑張ってほしいところ。

www.nejimakiblog.com

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モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2015/06/03
  • メディア: Blu-ray

ワイルドスピード新作をドルビーシネマで観た感想+裏話【大阪】

梅田ブルク7でワイスピ

さっそく観てきました『ワイルドスピード スーパーコンボ』@梅田ブルク大阪。
実は世界一周旅行中に、グラスゴーで偶然
映画撮影風景を生でみた

ので、
(※特にワイスピファンってわけでもないですが)
さすがに観ないとバチが当たる、
と思い公開後すぐにみてきました。(※撮影裏話は後記)

 

梅田ブルク7に2019年6月28日にオープンした
ドルビーシネマ」での極上体験。

ドルビーシアター梅田ブルク大阪ワイスピ

関西は音がすごい「ドルビーアトモス」が枚方に、
吹田エキスポシティにはIMAXがあるのですが、
今回は「Dolby Cinema」。 映像もこだわりのプレミアム体験です。

通常の入場料プラス500円

 

映画本編が始まる前に、IMAXやドルビーアトモスと同じように、
数分間の映像・サウンドのデモがあります。

ドルビーシアター対応の映画感で観ないと魅力半減ですが、
これがとにかくかっこいい。

 画面の中心に丸い円が映し出され、
本気の黒の表現が観られます。

今までの映画館の黒が灰色に見えるほど。

聞いたところによると、
画質は「黒がどれだけ忠実に再現できるか」が非常に重要だそうです。

音も生々しく、ささやき声や雷、ヘリコプターの音、水に飛び込む音など、
最高峰のサウンドで表現してくれます。

軽く箇条書きで『ワイルドスピード スーパーコンボ』の感想を。(※撮影裏話は後記

  • ミッションインポッシブルを越えるほどのド派手なアクションが気持ちいい!
  • 作戦名が「キースムーン」「ミックジャガー」など
    ロックスターの名前が出てきて嬉しかった。
  • 格闘シーンが打撃のみならず寝技も活躍していてよかった。
  • ヴィン・ディーゼルとジェイソン・ステイサム様が鎖で縛られるシーンがあるので筋肉きのゲイは必見?
  • 銃撃戦やカーチェイスも豊富にあるので、ドルビーアトモスやドルビーシネマにうってつけ
  • ところどころで『Mr.&Mrs. スミス』を思い出した
  • ラスト話が急にサモア島に飛ぶのは笑った

 

最近ひさびさに『スナッチ』を観たので、
ジェイソンステイサムの出生ぶりに驚きました。
クセのある話し方がかっこいいですよね。

 

バディムービーながらも、
反発しながら息ぴったりの二人に、翻弄されっぱなしの2時間でした。

 

最後にグラスゴーでの撮影裏話。
映画本編ではイギリスを走り回る設定になっていましたが、
実はグラスゴーのダウンタウンのど真ん中での撮影されたものです。

ホストに「何の撮影?」と聞くと
「Fast & Furiousだよ」と言われたので1時間ほど立ち見。

撮影の様子としては、

覆面ヘルメットをかぶったスタントマンがゴツいバイクに乗って走り、
その中で火薬がパンパン散る、という感じ。(語彙力)

よそから見ると、
映画ほど派手ではなく非常に地味な撮影
「え、それで終わり」というのが正直な感想でした。

これにサウンドエフェクトやBGMをつけて、映画らしくするんでしょうね。

スタントマンが乗っていたので、ステイサム様はみれなかったです。

1時間くらいかけて、10秒ぐらいの撮影。

僕は4日間Glasgowに居ましたが、
1週間ほど貸し切りで撮影されたようです。

あんな街のど真ん中を通行止めにして、
おいくら万円かかるんでしょうか・・・。

映画ではカーチェイスシーンは5分以上あったので、
撮影はよっぽどの根気がいるでしょうね。

 
映画ってお金がかかるものだな、というのを身をもって知ることができ、
普段何気なく目にするカーチェイスシーンを見る目が変わった体験でした。

 

エルトンジョンの伝記映画『ロケットマン』ももうすぐですね。

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『ロケットマン』エルトンジョンの伝記映画を見たゲイ的感想

【Rocketman レビュー】

現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。
オーストラリアでエルトンジョンの生涯を描いたミュージカル映画『Rocketman』を
公開日前に見てきたので、軽く感想を書いてみます。

【Elton Johnの生きざま】

若干のネタバレありなため、筋を見たくない方はご注意を。

『キングスマン』で名演のタロン・エガートンが主演ということで、注目が集まる本作。

『ボヘミアンラプソディ』と大きく異なる点として、
エルトンジョンの歌声がほぼ使われてないということ。

キングスマンシリーズで主演を務めるタロンエガートンがボーカルを務めています。 

・・・いま考えると、すべてクイーンの楽曲をそのまま使用した『ボヘミアンラプソディ』はずいぶん思い切った判断をしたものだな、と今更ながら思います。

 

冒頭からエルトン・ジョンらしさMAXで始まり、少し陰を見せつつ、
「ビッチ」を連呼する「The Bitch Is Back」で始まります。

キングスマン2 ゴールデンサークル』でプリンスの曲から始まりましたが、こっちも
も負けていません。

エルトンが幼少期を振り返り、ストーリーが動いていきます。

この映画のひとつの見どころは、エルトンジョンの衣装ですね。

見るからにお金かかってそうな衣装が、場面が変わるたびに変更されていきます。
サングラスなんて何種類出てくることか笑

タロン・エガートン、歌もフツーに上手くて拍手ものでしたが、
歌だけでなく、演技力もなかなかのものだったかと。

華やかな衣装に包まれる裏で、家族や恋愛、音楽活動に悩みぬくミュージシャンの姿をしっかりと演じきっていました。

エルトンがコカインに溺れる描写がやたらと目立ちましたが、
これを見るとピエール瀧を簡単に批難することはできないようになるかと。。


あと僕自身がゲイなので触れておきますが、
エルトンジョンは両性愛者(同性愛者だと思ってる人が多い)ということを
LGBTシーンが活発になるまえからカミングアウトしていた有名人。

つまりエルトンジョンはバイセクシャルなんですね。

『Rocket man』でゲイ的描写をどこまで行うのか気になってましたが、
『ボヘミアンラプソディー』よりも同性愛的な描写が多い気がしました。

キスシーン、男同士のセックス、フェ〇(一瞬)やカミングアウトもありました。
・・・といっても、
カメラがきれいにスッと流れていくため汚い感じではないのでご安心を。

 

音楽好きなので、サントラ楽曲についても軽く。

冒頭の「I Want To Love」への入り方や、
「ベニーとジェッツ」の見せ方はものすごくよかったです。

タイトル曲の「ロケットマン」のシーンもなかなか気合が入っていたように思います。

個人的にはThe Whoのカバー曲である ピンボールの魔術師」がけっこう派手に流れたのが大きなツボでした。

ザフーも大好きなのでこれは嬉しかったな。

ちなみにエルトンジョンはライブエイドに参加していますが、
Live Aidに関しては一切言及がなかったです。

上映時間は2時間1分
『ボヘミアンラプソディー』の2時間13分と比較するとちょっと短いですね。
あともう1シーンぐらい見てみたかったかな。

【不満点】

クイーンの『ボヘミアンラプソディ』が原曲で音楽の魅力を伝えるのに対し、
エルトンの『Rocketman』はエルトンジョンのストーリーを全面に押す描き方。

「エルトンの音楽を聴きにいく」という映画の見方だとがっかりする方がいるかもしれません。

個人的には、イントロがゆっくりだったり、サビをコーラスにまかせたり等、余計なアレンジが多いように感じました。
(「クロコダイルロック」はそのままサビに繋げてほしかったな)

また、全体的にミュージカル仕立てなので、
『ララランド』『ウェストサイドストーリー』的なミュージカル・踊りが苦手な方はちょっと辛いかもしれません。
この辺はちょっと好みが分かれるかもしれませんね。

最後のアドバイスとして、「I'm Still Standing」のPVを見ておくとより楽しめるかもしれません。(映画を観れば意味が分かると思います笑)

【ゲイも必見】

80年代のロックが大好きな方、クイーン好きの方、
キングスマンシリーズ好きな方も必見。
ゲイ当事者にもグッとくるシーンがいくつかあるので、みてもらいたいですね。

日本でも夏に公開予定なので、今のうちにElton Johnのアルバムやサウンドトラックをを聴いて準備してみてはいかがでしょうか。
来日ライブの噂もまことしやかにささやかれてますが、そちらにも期待です。

IMAXやドルビーシアターでも再度観てみたいですね~

 

ポッドキャストやってます。
名曲紹介コーナーもぜひ聴いてみてください。

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タロンエガートンが歌うサントラもぜひ。

Rocketman

Rocketman

「午前十時の映画祭10」2019年度上映作品リストが公開

【午前10時の映画祭10 FINAL】

午前10時に昔の名作映画をデジタルリマスター上映するという
「午前十時の映画祭10」の新しい上映リストが公開されました。

前回の2018年から2019年にかけて行われた「午前十時の映画祭9」では、
誰もが知ってる『タイタニック』やパルプフィクションが公開され話題になりました。
今回の2019年~2020年にかけて行われる「午前十時の映画祭10」ではどんな作品が観られるのでしょうか? 

【レオンからETまで】

さっそく「午前十時の映画祭10」の上映作品一覧をご覧ください。
スケジュール・公開日も記載されています。
今回で『午前十時の映画祭』の企画がファイナル、ということで、
前回よりもさらに有名どころがこれでもか、と詰め込まれている印象。

午前十時の映画祭10 デジタルで甦る永遠の名作

最後の1年は、お客様の声も参考にさせていただき、これまでご覧いただいた作品の中から傑作中の傑作を16本、本映画祭としては初上映となる11本の計27本を上映します。各作品の上映期間は、ラスト3週間の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作連続上映以外はすべて2週間上映です。また各作品の上映初日は金曜日となっておりますのでご注意ください。『アラビアのロレンス』『大脱走』『風と共に去りぬ』『サウンド・オブ・ミュージック』『未知との遭遇』など何度見てもすごい傑作映画を、映画館という最良の環境で心ゆくまでお楽しみください。
-公式サイト「実施概要」 より

今回話題をさらいそうなのは、

  • 誰にでもおすすめできる 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『E.T.』『ローマの休日』『レオン』
  • ミュージカルといえば『サウンドオブミュージック』『ウェストサイド物語』『ブルースブラザーズ』
  • 戦争映画の定番『大脱走』
  • またもや黒澤明の『七人の侍』
  • スケールの大きい『アラビアのロレンス
  • 映画好きなら『ニューシネマパラダイス』
  • ゲイも必見の『ベニスに死す
  • ジョンウィリアムズの音楽が有名な『未知との遭遇』
    辺りでしょうか。

個人的に気になるのはアカデミー作品賞受賞のアラビアのロレンス/完全版』。
長尺なのでなかなか家では見れずいたのでこの機会に絶対に見に行きます。

『E.T.』が再上映されるのが何気にうれしいですね。

【USJ】「ETアドベンチャー」の森の香りを探しあてた気がする

『バックトゥザフューチャー三部作』や『七人の侍』もまたやるみたいです。
年齢も問わずに見られる作品なので、需要は充分にあるかと。

 音楽映画の定番も。『ブルースブラザーズ』のサントラはいまだによく聞きます。
『ウェストサイドストーリー』は中学以来なので映画館でみるのもありかも。

『八甲田山』等、知らない映画もいくつかあるので、時間をみつけて見に行かなければ。

【値段・価格は?】

価格は1作品につき、一般 1,100円/ 学生 500円(税込み)
前回と同じくかなりお得なお値段です。

実施劇場も昔と比べると拡大されており、
地方・田舎でも気軽に観にいくことができるようになりました。

【劇場・映画館へ】

やっぱり映画は映画館でみてなんぼ。
近くにTOHOシネマズなど対応シネコンがある方は、ぜひあの名作を見に行くことをおすすめします。
これが最後の企画になるようなので、見逃さないように。

とりあえず気になる映画は全てスケジュール帳に登録しておきました。
大人でも1100円、学生は500円と通常のチケットと比べるとかなり安い値段で観られるので、まだ観ていない作品がある方はぜひチェックしてみてください。

 

ポッドキャストやってます。映画についても語っているのぜひ。

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午前十時の映画祭11も始まるようです。
コロナ禍で新作映画公開が減る中、これは期待したいですね。

KFC:映画『グリーン・ブック』を観た感想【ネタバレなし】

【Green Book】

現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。
アカデミー賞にノミネートされた『Green Book』をモロッコの映画館で鑑賞。

ゲイ映画『ムーンライト(Moonlight)』の俳優マハーシャラ・アリが出演している、
かつ実在のジャズピアニストの話だという話を聞いて、「これは見ないわけにはいかない」と楽しみにしてました。
モロッコでは、50MAD = 580円ほどで見られるので、単純計算で日本の3分の1の値段で映画を観られるのでびっくり。

【レビュー・感想】

あらすじとしてはざっくりこんな感じ。

黒人ジャズピアニストであるドクター・シャーリーに
無教養なイタリア系の白人男性トニーが運転手として雇われ、
アメリカ南部をめぐるジャズのツアーを共に過ごす、という話。

 
人種差別が当然のようにはびこる時代の設定だということで、
シリアスなものかと予想していましたが、わりかしユーモアたっぷりの作品。
良い意味での二人のぶつかり合いが見どころです。


ユーモア溢れる、といえども、
似た設定としてパッと思い浮かぶ最強のふたりとはまた違ったテイストの映画で、
もちろんシリアスな場面もいくつか含まれてます。

『ムーンライト』 でアカデミー助演男優賞を受賞した、
マハーシャラ・アリの演技が今回もすごい。
怒りを抑え込んだ、あの達観したような表情はなかなか出せないでしょう。

ちょっと調べてましたが、
マハーシャラアリは、『ムーンライト』で史上初のムスリムとしての受賞だったんですね。
黒人仲間内でのLGBT差別を描いたという点も含め『ムーンライト』ってとんでもない映画だったんだな、改めてと思います。

 

また、ピアニストのストーリーということで、
音楽の選曲が見事。

Green Book Soundtrack - "I Feel Fine" - Kris Bowers - YouTube


古き良きロックンロールから、ジャズ ブルース クラシックまで、
『君の名前で僕を呼んで』と並ぶぐらいのハマり具合でした。

「60年代なのに、リトル・リチャードもアレサ・フランクリンも知らないって
どんな育ち方してきたの!」
っと突っ込みたくなりましたが、それほどお育ちがよいということなんでしょうね。

 

ひとつ残念だったのは(自分が悪いのですが)、

運転手の役目を引き受けるトニーが、イタリア系の設定なため、
イタリア語での会話の場面が何度かあったこと。

かつ、モロッコでは字幕はフランス語なので、
いくつかの場面は全く理解できず。

アフリカ大陸に来ると、どうしてもフランス語ができない壁の厚さを感じますね。。

ネタバレなしなので、具体的には書きませんが、
同じマイノリティとして(黒人じゃなくてゲイ/同性愛に関するものですが)、
心の琴線にグッと触れる場面がいくつかありました。
事実に基づいた話らしいですが、あんな露骨な差別はうんざりですね。
 

色々書きたいことはありますが、
「ケンタッキー・フライド・チキンが食べたくなる映画だ」
ということだけは書いておきます。
ケンタッキー州のKFCって、今も現存してるんでしょうか。

※追記(2019.2.28):アカデミー作品賞を受賞する快挙。批判もあるようですが、個人的には十分にオスカー受賞する価値のある作品だと思います。

【日本でも公開予定】

いかがだったでしょうか?
人種差別という重いテーマの映画ですがあえて小難しくせず、
真剣なところはシリアスに、他の場面では笑いを誘い、と
バランス感覚が絶妙な一作だと感じました。

『グリーンブック』は日本でも3月に公開予定とのことなので、
ピアニストや音楽好き、旅行好きの方は必見です。

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ゲイ的視線で『ボヘミアン・ラプソディー』をみた感想【QUEEN】

【クイーン/フレディーマーキュリーの伝記映画】

あの伝説のバンドQUEENのボーカルであるフレディーマーキュリーの伝記映画をアイルランドで公開日に見てきました!

ゲイとしてはどうしても見なければ、と予告をみた瞬間から思ってたので、わざわざ海外での鑑賞です。

※色々あって、現在アイルランドのダブリンを旅行中です。詳細はのちほど…

【レビュー・感想】

Freddie Mercuryの生涯を描いた作品、ということで大体結末は読めると思いますが

※ネタバレ注意 です。(極力避けてますが・・。)

 

まず驚いたのは、FOXのオープニングテーマ。歪んだギターでかき鳴らされます!

映画のOPはライブエイド当日の場面から幕開け。

前半はフレディー・マーキュリーがバンドに加わる様子や、順調にバンドが成功していく様子が描かれていきます。

 

個人的に、若かりしころのフレディーは、ミックジャガーとジャックホワイトとマイケルジャクソンを出して3で割ったような風貌をしているように思えました。

 

やはり見所は、『Bohemian Rhapsody』というタイトルのとおり、「ボヘミアン・ラプソディー」の曲が出来上がる様子ですね。

 

「ガリレオー」の合唱の部分やらギターソロやらコーラスワークやら。

 

キラー・クイーンを越える曲を」という上からの要求に答えるべく「ボヘミアン・ラプソディ」を作りますが、6分越えの曲はEMIに認めてもらえず…  

 

後半はフレディーが髪を短くし、一般人にもおなじみの風貌になります。これがほんとにそっくり。役者もフレディーのパフォーマンスを相当研究したことかと思います。

 

話はバンドやマネージャーとのいざこざや、フレディーのHIV関連が中心に進みます。

シリアスなシーンでも英国人らしいユーモアが効いた会話があるのも◎

2時間15分という長さですが、一切中だるみせず見ることができました。

【ライブエイドが凄い】

音楽映画のいいところは、これ以上ないほどの極上の音質で曲を聞けること。

爆音上映のある東京が羨ましいよ…
せっかくの機会なので、IMAXかドルビーアトモスでの鑑賞をおすすめします。

冒頭の「Keep Yourself Alive」から最高にアガります!!

 

「ボヘミアン・ラプソディー」もスタジオで作り上げて流れるオリジナル版とライブ版(LIVE AID@ウェンブリースタジアム)の二度聴けるのが嬉しい。

 

クイーンだけじゃなく、MCハマーの「U Can't Touch This 」が流れたりするのも◎

 

一旦、話はそれますが、海外独特の(というか日本が変なのかもですが)話。


席はきっちり詰めないとオンライン予約できないところに驚きました。

TOHOシネマズでは普通に一席空けてオンライン予約できますが、Cineworldという会社では、しっかり詰めて予約しないと
「Please select seats not leaving single empty seat on any side.」と怒られてしまいます。

あと、海外で映画をみるたびに思いますが、映画泥棒なしで始まるのが新鮮ですね。

 

ラストの見所、LIVE AIDの伝説的なパフォーマンスはやっぱりすごい。

クイーンのひとつ前に演奏したU2のライブエイドの「Sunday Bloody Sunday」「Bad」などのパフォーマンスも凄いのですが、それが霞んでしまうぐらいの熱唱。絶唱。

(オープニングのライブエイドの会場にフレディーが上がる場面で、一瞬U2的な四人がチラッと映ってた気がします… あとU2の旗がはためいてる場面もありました。)

 

ライブであの生声はさすがフレディーマーキュリー。あんだけ歌えたら気持ちよいでしょうね。しかも、AIDSをメンバーに告げた後のライブという。体調不良なんて一切感じさせません。  

 

エンドロールは日本人にも耳なじみのある曲「Don't Stop Me Know」からの「Show Must Go On」

最後まで座っている方が多かったです。

 

映画終わってからもYouTubeでコンサートを見返したくなります…

ライブエイドに始まり、LIVEAIDに終わる名作でした。


僕自身がゲイということもあって、同性愛的な部分についても少し書きたいと思います。

 

恥ずかしながらずっとフレディーはゲイだと思ってたのですが、バイセクシャルだったんですね。。

彼女に「I think I'm bisexual.」と告げるところやそれに対する「Your Life is going to be difficult.」といって去ってしまうシーンはどうしようもない感情に心揺さぶられます。

 

後半のエイズに感染していることをメンバーに告げる場面は思わずじーんと…

 

男同士のキスや、ホテルマンに触れるシーンなど全体を通してゲイ的描写も少なくありませんが、えぐみのある感じではないのでLGBTの方もストレートの方も気にせず楽しめると内容だと思います。 

 

クイーン好きの父にこの映画を薦めようかと思いますが、こういうところから理解を深めてほしいところ。(個人的な話になりますがなにしろ非常に保守的な父なもんで。。泣)

 

初めて親族の結婚式に出てゲイの僕が感じたこと

 

あとは、猫好きの方にもおすすめです。

フレディー・マーキュリーが猫好きなせいか、いたる場面でネコが登場します(笑) 

 

QUEEN、有名なバンドなのですが、なんだかんだで代表作やライブ盤5,6枚ぐらいしかアルバムを聞いてないので、もっと深入りしようかと思いました。

 

初心者の方はもうこのサントラ盤で入門しちゃいましょう。サウンドトラックの選曲も見事。本国での評判も良いみたいです。

曲だけでなく「AY-OH」という収録曲名で、コールアンドレスポンスもしっかり収録されておりサントラもおすすめです。ほかにもオフィシャルブックも発売とのこと。

日本では2018年11月9日(金)公開予定。

BOHEMIAN RHAPSODY

BOHEMIAN RHAPSODY

 同性愛者といえばエルトンジョンも外せません。2019年に『ROCKETMAN』というタイトルでエルトンの映画が上映予定とのこと。こちらの過去記事もどうぞ。

タロンエガートンが主演のロケットマン、個人的に期待しています。

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『ザイオン(ZION)』下半身がないレスリング選手の話

【Netflixオリジナル作品】

ネットフリックスで新着動画を見ていると、あるドキュメンタリーに目を惹かれました。

今回紹介するのは 『ザイオン(ZION)』という、生まれつき下半身がない黒人レスリング選手についての短編ドキュメンタリー。

あらすじとしては、生まれたときから下肢を持たず、長い間里親の家を転々として育ったザイオン・クラーク(Zion Clark)という男性が、レスリングを通して人生を歩んでいく、という話。

 11分で見られるドキュメンタリーなので、さっそく見た感想を書きたいと思います。

【レスリング競技を通じて】

トレイラー(予告)はこちら。

タイトルにもあるザイオンって特徴的な名前だな、と思って調べてみると、
どうやら聖書の"シオンの丘"として登場する山から取られたようですね。

全編を通して、主人公のザイオンの真っ直ぐな気持ちに胸を揺さぶられるばかり。

生まれつきだから 他の状態はしらない これが普通なんだ

という言葉が非常に印象深かったです。


他にも驚いたのが、レスリングって実は最古のスポーツだということ。
なんと聖書にも出てくる競技だそうです。(そんな場面あったっけ?)

 

予告編にもチラッと写る、腕立てのシーンも衝撃的。
確かにあそこまで腕が強ければ、十二分に活躍できるでしょう。


途中でジャック・ゴーマンという選手との試合の様子が流れるのですが、
腕がバネのように強く、ピンチになっても、ビョン、という感じでエスケープする動きが凄すぎます。
下肢がないというのは、「掴まれにくい」という意味で非常に有利かもしれません。

身体のパーツが少ないのでもしかするとケガもしにくかったりするかもしれません。

 

私の最大の成功の一つがザイオンだ

という監督の言葉もいいですね。

体重や身長は?とか 階級はやっぱり最軽量で出るのかな? とその辺が気になったりもします。

日本にいると、どうしても乙武さんが思い出されますが、
あの方も色々されていて、ハンデなんて言葉を吹っ飛ばす勢いで活躍されてます。

僕も負けずに色々やらなきゃ、ですね。

トイレとかどうされてるのかな・・とちょっと気になったり。

短編映画が観たいなら

いかがだったでしょうか?
11分で観られるので、忙しい方にもおすすめのスポーツドキュメンタリー。

Netflixは、まだまだ短編映画が少ないので、
このような心揺さぶられる作品も増えていけばいいですね。

どうやらバスケットボール選手にザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)という選手が存在するらしく、そちらからの検索流入が謎に増えてます。どうやら怪我をしたとのことですね…。

NBAデビューも近いとのこと。あの八村塁と比べても規格外の身長、体格。復帰できるといいな。

 

※追記:鈴木彩艶(すずきざいおん)選手の検索からこの記事にたどり着く方が多いみたい・・。まっったく関係なくてすみません。 

※追記(2022.12.21):総合格闘技(MMA)の試合に勝利、というニュースも。なんでも出来るんですね… キックができないのにほんとすごい。

ほかの記事も読んでみてください。

 

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